セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

俳人・鈴木真砂女(スズキマサジョ)記念館

2010-09-12 | セカンドライフ
                      鈴木真砂女氏
  昭和51年 句集「夕蛍」で俳人協会賞受賞                                     平成7年  「都鳥」で読売文学賞受賞
  平成11年 「紫木蓮」で飯田蛇笏賞受

千葉・鴨川市に有る宿で老舗旅館と言えば鴨川グランドホテルと言うのが有る。
スマートな海岸線に並ぶ松林の中に45年程前から今の地に建っている。
何度か改修工事はしているが、かつては「おらが娘の花嫁修業に・・・」と言い就職をさせて
いわゆる行儀見習い等をさせていた程信用の有るホテル。
客室担当は秀でた接待の良さで定評がある。旧吉田屋ホテルを新築したもの。

余談ではあるが、私のクラスのH子さんは、こちらでお勤め中に有る企業の社長さんに
見初められ社長夫人の座に付いてしまったと言うのは語り草でもある。
それ程、お行儀見習いが徹底していたと言う事でも定評がある。

この鴨川グランドホテルの地下一階に2年前に設置された目的の場所があり、数時間程楽しんで来た。
小さなミュージアム(30畳位?)ではあるがゆっくり友達と歩いた。
創始者のお譲様は旅館の女将の身でもあったのだ。
その後、俳句に目覚めその力量に名を馳せた女性。
その方が実家のホテルの一角に、静かにミュージアムを作って頂き、
後世に名前を残して行くのだろう。

俳人・鈴木真砂女(スズキマサジョ)ミュージアムである。
恋のうたは高齢になる迄、精力的に俳句を作りつづけた。

飾ってあった着物も有ったが身長は145cm位では無かったろうか?まあ小柄な可愛い女性だ。
しかし道ならぬ恋にのめり込んだりした俳句は胸を打たれる程だった。
分かっていても、引き下がれない恋に正直に突き進んだ姿が見受けられる。

他の人を泣かしてまでも・・・・恋・愛とは切ないものだ。分かっていても抑えられない、魔物の様な・・・。