セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

シルバー大学・文学③

2011-06-04 | セカンドライフ
文学の内容は深いなーっとしみじみ思うが、若い頃にもっともっと沢山深く学びたかったと
今更ながら思う。

明治の文学に触れて、現代の日本の創世期を知る事が山程あり、日本文学者と言える
著名な作家が学び切れない程生まれたのだと知る。

後悔は山程あるが、それでも最後のチャンスと思って、文学を選択した事で豊かな明治・大正
・昭和の近代文学を知る喜びは大きい。

③「東京の三十年」その他から~田山花袋の明治~ 講師 成蹊大学教授 林 広親氏

田山花袋の事は殆ど学んでいなかったが、林教授は田山花袋を非常に細かく研究している
第一人者だそう。
前回の有光先生から「楽しみにしていて下さい」と言われていた。

林先生は、時間内では終わらない程、沢山の資料を配り、田山花袋の人生を語って下さった。
夏目漱石、島崎藤村とはスタートから、生まれから全く違う人生を送った。
エリートでは無い栃木の下級武士の子として生まれ、貧しい生活の中から
必死で上を目指し(小説家として)島崎藤村や尾崎紅葉等の関わりを学ぶ。
田山花袋著「東京の三十年」の中から顕著に彼の思いの出ている部分をピックアップし
説明を加えた。

もっともっと学びたい気持ちで、胸が熱くなった。少しでも触れる事が出来たのだから喜ばなくちゃ。
私って悪い癖で、何でもすぐ楽しくなってしまう。だから一つに的を絞れないのね。

私は経済や社会の事に興味が有ると思っていたが、本当は文学が好きなのかも。
しかし、現在少しずつ自分のやりたい事が自由に出来るので、これが一番の喜びかな?と
思ったり。まあ何でも楽しいから思い切り楽しんでいればいいのよね。


◎ 来週は明治から大正へ  森 鴎外ー「妄想」を中心に講義 講師 有光 隆司氏


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②「坂の上の雲」から正岡子規の短くも太く大きく一生を生き、関わりの有った人達を学ぶ。
①と同じ講師

①「坂の上の雲」から正岡子規を中心に学ぶ。 講師 清泉女子大学教授 有光隆司氏