セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

神奈川近代文学館(横浜市)

2011-06-17 | セカンドライフ
【海の見える神奈川近代文学館】

【シルバー大学・文学・・・・見学会】

各班ごとに、現地集合で当文学館の見学会の為JR石川町に集合した。
横浜・元町を歩き、女性は買い物したくてうずうずした。有名なバッグやさん・洋食屋さん
パン屋さん・ケーキ屋さん・・・と寄りたいお店ばかり。

暫く港の方向に歩き右に折れ、だらだら坂道を登ると「港の見える丘公園」「大仏次郎記念館」等が有る。
何年振りに来ただろうか~。
高台から見える横浜港は以前とは違い、ビルやコンテナ―に遮られていた。

大好きな場所だったけど、今日見たら何だか狭くなった気がしたが、気のせいかな?
同じ敷地内の奥に神奈川近代文学館が緑の中に佇んでいた。

集合の後、館内の女性が、夏目漱石の生い立ちについて等を30分位説明して呉れた。
名主の家の5男として生まれ、養子に出された先も又名主の家だったので裕福な生活だったと。
夏目漱石は、書・俳句・絵画・小説と何でも素晴らしい才能を持っていたのだと感心する。

頭脳明晰でもあったし、又人がらも良かったらしくはっきり心を言葉に出してしまう性格なのに
人望が有って仲間達が彼の所へ集った。
明治という時代なのに、国費で海外に留学したなど、まあ凡人には真似が出来ない事だ。

係員は、「ごゆっくりとどうぞ」と言われたが文字なんぞ読んでいたせいか2時間なんて
アッと言う間。こんな所は個人で来ないと駄目なのよね。


後で気が付いたけど、結構ふくらはぎが痛くて疲れた気分。
帰りは、すぐ前から観光コースをまわる市内バス「赤いくつ号」¥100に乗りグループ5名で
桜木町駅迄乗った。20分位かしら?観光客宜しく車内の案内を聞きながらゆっくり周りを
見ながら駅に着いた。

そして京浜東北線に乗り帰途に着いた。他のグループは中華街に繰り出し夕食をする人達もいた。
雨も降らずホッとした。

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 「漱石と文人たちの書画」展
 夏目漱石、高浜虚子、武者小路実篤、中川一政らの
 館蔵コレクションによる

 〈同時開催〉
 常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」展 
 第3部 太宰治、三島由紀夫から現代まで

 2011年6月11日(土)~7月31日(日)
 休館日は月曜日(7月18日は開館

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1912年9月13日(明治天皇の大喪の礼の日)左腕に喪章

【夏目漱石について】

誕生 夏目金之助1867年2月9日武蔵国江戸牛込馬場下横町
死没 1916年12月9日(満49歳没)

墓地 日本・雑司ヶ谷霊園
職業 小説家・評論家・英文学者
教育 学士(文学)最終学歴 帝国大学英文科

活動期間 1905年 - 1916年
ジャンル 小説 俳句 漢詩 評論 随筆 主題 近代知識人の我執 個人主義

代表作 処女作 『吾輩は猫である』(1905年)
『坊っちゃん』(1906年)
『草枕』(1906年)
『三四郎』(1908年『それから』(1910年)
『門』(1911年)『行人』(1914年)『こゝろ』(1914年)『明暗』(1916年)