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今年は随分ミョウガが収穫出来た。面倒を見ているわけではないけどね。
畑に来る人が「欲しい欲しい」と夏の間言うので「どうぞ―」と言っていたら、うっかり自分が食べなかった事に気が付いた。まあ良いか~と思っていたけど、何ときれいなミョウガが、顔を覗かしているじゃないの。私を待っていてくれたのかしら?奇麗なピンク色で刻んでしまうのが罪の様に思えた。でもおそうめんつゆを作ってミョウガや溶き卵等を入れ「」今年最後ですね」と言いながら頂いた。何だかとても優しい香りがした。一人で食べるのには勿体ない様だったけど、折角待っていて呉れたみょうが、ご馳走さま~。来年はもう少し頂きたい。
一階のベランダから作業中の私に、良く冷えた野菜ジュースを下さった。昨日の主婦。
「お陰さまで、とても安心して良く眠れました」と仰った。「それは良かったです、有難く頂きます」とお喋りをしながら頂いた。どんなに淋しかった事でしょう。ご主人は「俺は死んだ後、あの人はいい人だったと言われたい」と、お元気な時からおっしゃっていたと言う事だ。「本当に真面目で、責任感が強くよい人でした」と彼女は目をキラキラして仰った。そんな方も又お幸せな事だわ。世の中のご夫婦数知れずですが、そうして送って上げられる方は何割いるかしら?そして思った通り、「管理人が留守中に何かあってはいけない」とお家を空けた事が無かったそうだ。だから温泉も一度も行った事が無かったって。ご夫婦色々生活も色々。