セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

友の世界一周クルーズ本「リビングを船に乗せて」

2010-01-26 | セカンドライフ


著者 高城禎子(タキヨシコ)「リビングを船に乗せて」車椅子で世界一周クルーズへ 燦葉出版社(サンヨウ)


何度かランチの船友としてブログにもご登場頂いた高城さんの本が発行され昨夕大急ぎで
駅上の本屋さんに引取りに行った。

いつもモナリザのように微笑み船内でも挨拶を交わしていたのでまさかこんな壮絶な
船旅だったとは…愕然とした。
出港して僅か3時間後ご主人は脳梗塞の後遺症が有ったとは言え、揺れる船のお手洗いで
崩れてしまったのだ。

高城さんの発想は日頃余り外を楽しめないご主人を思いやり「そうだ船なら居ながらにして
旅が出来回り灯篭の様に景色が変わるじゃないの」から始まった。

普通ならステッキをつきレストランの食事をを楽しんだり、寄港地でもシャトルバスに乗り
ゆっくりと街中を楽しめるはずだったのだ。
まさかのまさか・・・・で予定が殆ど崩れる旅に。

ご主人も外の景色さえも楽しめない苦痛なんて言えない酷い痛みに地獄の100日間を送る事
になるなんて。
100日間の殆どを実際は腰の骨折の為悲鳴を上げているご主人の介護の日々。苦悩の日々・・・

洗濯のロープが自殺へ招く錯覚を見たと言うから表現しようの無い苦悩の日々だったのだ。
船の中では「神戸港で下ろされる事が一番恐怖だったわ」と笑顔で仰っていた。
能天気な私は「いや~良かったね―」なんて喜んだりして。

マーケットが有るとおむつを探したが薬局にもスーパーにも置いて無かった。
ふんだんにおむつを使えたら彼女の苦痛も軽減できたのに…
本の中でニューヨークで漸く買えたと書いてあった。

それでも下(シモ)の失敗は途切れることなく続く。
狭い船室でどんなにか辛い毎日だった事か。私は楽しいばかりのブログを書いていた時
高城さんは想像を絶する介護の辛さを味わっていたのだ。

彼女と私は表裏の旅を送っていた。夕べ頁を追うごとに涙が流れて切なかった。
針の穴ほどの幸せを感じながら献身的な介護を続けていたのだ。
ご主人に「私って鬼嫁ね」「いや愛嫁だよ」というくだりがある。ご主人は誰よりも辛く
痛みとの葛藤の中狭い部屋の中だけの生活・・・心底奥様に感謝されていたのかと思う。

下船の10日前以前から会いたかった方との出会いが有るが、実は私も手相を見て頂いた。
その方は30歳を過ぎて突然全盲になった男性。
それでもいつも明るく大きな声で会話をされる。
死の淵まで行ったが会社を興し成功されたと。

その男性(50歳位)は不思議と手の感触だけでその人の人生や体調が見えるのだ。
ご夫婦で乗船されていたが楽しくて仕方がない風に振舞っていた。
あがき苦しむ高城さんに「人生はこんなもんだと思いなさい」と諭したと言う。

すがる様な思いでその方にお会いしたかったのだろう。
奮闘記は100日間続き下船後の現在は入院され穏やかな?生活に戻っている様だ。

ご主人は有名なC書房の編集者としての敏腕はつとに有名だった方。
その方に辛かった死にたい程の記録を差し出し読んで頂いたと。

出版する事にも「いいんじゃないの?」と快諾されたとか。
一番人に見せたくない、知られたくない生活。
それは本当に奥様への感謝の気持ちの全てだったと思う。

ふきのとう

2010-01-25 | アミーズ畑
朝から快晴、空気は相変わらず乾いていて畑の土も白っぽくなっている。
気温が14度と暖かく身体もよく動く。
3月末の気温だそうだから暖かい日にはポカポカ陽気となるのね。
これだけで身体は力が抜け気持ちまでも優しくなれる。
2月になれば更に三寒四温を肌で感じられる事だろう。

それ程広い畑でも無いアミーズ畑にも隅っこと言うのがある。
ちらりと目をやると懐かしさで一杯になりましたよ。
田舎の土手にはふきのとうや土筆やらが顔を出して居るかもしれない。

幼な馴染とよく土手を歩きまわって遊んだ事が甦って来た。
土筆が出てそこからスギナが鮮やかな黄緑で伸びて来るとすっかり春になり
小川や水路の水も温んで来る。

はーるの小川はサラサラ行くよ♪♫ と「春の小川」の歌そのものの世界が広がるわけで~
たった蕗の薹を見ただけで幼い頃の世界がパーッと広がり胸が熱くなった。
小さい頃の思い出って大事なものね。
今時の幼児・子供達って公園でも遊ばないけど、大人になって思い出す世界って何かしら?

畑の帰りに先日来気になっていた事が解決した。
それは自転車専用道路の事。片側だけでいいものかってね。

言いわけにラインを片方だけ引いたみたいだったが、今日、カラーコーン(赤)が立ててあり
両脇ブルーのラインが出来上がっていてホッとした。
これで自転車の人達も方向を気にする事無くスイスイ走れるわね。
事故起こさないでねー。

                    

チケット購入

2010-01-24 | セカンドライフ
空は今日も青く澄んで乾いた空気。気温10℃、この位の気温だとベランダに出てもゆっくり
あちこちと眺められる。
畑の植物もじっと我慢して春を待っているのは私と同じね、と慰めたくなる。

姉がチケットを購入して欲しいと電話して来た。
購入は混んでさえいなければなんて事無いのだが、今回の講演もやはり人気で、
AM10:00~電話とメール、両方同時にスタートしたがなかなか繋がらない。

私も友達に頼んで楽しい時間を過ごす事も有るので多少の努力は厭わないが・・・と思いながら
漸く20分後メールが繋がりゲット出来た。
発券は近くのコンビニに駆け込み、現金を手数料共に支払って初めて座席が確定する。

出来る限り急いだのでせめて少しでも前の方を、と思ったがチケットを見ると28列目と
なっている。
余り気分は良くない。代理店で席を分け合っているにしてもこんな後ろではと・・・・

チケットが入手出来ない事を考えれば納得しなければならないかも、と思いながら姉に報告。
「チケット買えたよ」「あらー嬉しい!」と会話も成立だが何だかな~。

スッキリしない理由は手数料をそこそこ支払っているのに余り満足できない席と言う事。
チケットは¥4,200×2枚=8400+630(手数料)=9,030+210(コンビニ手数料)計¥9,240.-
そこそこの手数料(¥840)だと思いません?
自分でチケットを買いに行くのに。

今まで余り気にならなかったが今回は、お安目なので手数料の率が高く感じる。
それなのに座席指定も出来ないしチケットを手にするまで座席も分からない。
前回もそんな思いをしたが、例えば「席がそんな後ろなら行かない」と、思う人がいるかも
知れないでしょ?

私の近くのコンサート会場は3.4か所で席を分けているが席を確認出来るので行く行かないは
その時決められるのだ。手数料なんて自分で買いに行けば¥0だし。

コンピューター任せで融通の効かない発券方法。
しかも、キャンセルが出来ない事になっているのだ。これは仕方ないとしても。
まあぼやいているわけだけれど・・・・そんな事言っている方が時間の無駄かしらね。

梅の花見・・・

2010-01-23 | セカンドライフ
大寒に気温が4月並みだったため、いささか油断していたが、ちゃんと気温も帳尻を合わせて
来て8度9度と言った気温になっている。
風さえ吹かなければ、それ程寒くは無いが弱い風でも吹こうものなら"サブっ"となる。

予報では「一時的に気温が下がろうとも本格的な寒さはこれからです」と言っていたので
やはり節分が過ぎるまでは仕方ないかな?と観念した。

私はお花が好きでは有るが追いかける程では無かった。仕事していたら無理な事だし。
しかし今はフリーの身、花好きの友達が色々情報を呉れるので楽しい気分になっている。

例えば梅の花なら近くに有る池上本門寺横の池上梅園が大変きれいだと。
普通は梅と言えば白梅を思うので地味な感じに思っていたが、件の梅園はピンクが艶やかに
開くのだそうだ。

梅の季節は風邪を引いている事も多く、又寒風吹きすさぶ中観賞する様な物で余り気が進まなかったが
宿泊する訳ではないから陽気の良い日に行くよう(同行しても良いとも)薦められた。
2月には既に熱海の梅園行きも予定に入っているし、文京区にある湯島天神の白梅も行く
予定にして有る。

私のわがままだが、どちらも甘酒が美味しい所で頂く事、も条件の内だから楽しみで仕方がない。
梅はさくらと違い咲く期間が長いのでそれ程外れないのも嬉しい。
今時は蝋梅(黄色)もニュースで流しているので身近で愛でて見たいものだ。

思えばそのうちきっとチャンスが来ると信じているので今日も寒いが(雪国の友には笑われそう)
楽しみを馬の人参の様にぶら下げておけば、何とか元気が出ようと言うものだ。

今日嬉しいと思った事は、昨年痛めたばね指がほぼ完治した事だ。
畑仕事とは言え、顔を洗うのも辛い時も有った。何でも程々を意識しないとね。

                  
                     大田区、池上梅園

四季折々の風情を楽しむ、丘陵斜面等を利用した閑静な庭園です。
園内には、区の花であるウメが約370本あり、初春には芳香を放ちながら紅白の花が咲き乱れます。
また、ツツジ約800株をはじめとする樹木や、茶室、和室の施設、水琴窟があります。HPより。

絹さや元気!

2010-01-22 | アミーズ畑
                            
昨日までの陽気とはガラリと変わり、本来の冬の寒気が流れている。
それでも、畑の植物は健気なものでちゃんと反応をしてくれている。可愛いじゃないの?

今、畑は休眠状態で春の種蒔きを待っている。
僅かだがこうして芽が出て丈が伸び、花が咲き莢(サヤ)になる、自然の流れが目先をを楽しませてくれる
植物たちに感謝するばかり。

夕べ友達が「池上線」と言う大分古い歌を唄って呉れた。
私がかつて池上沿線に住んでいたからというのだが、耳から離れず朝からモードは「池上線」。

失恋の歌で、何となく経験が有る様な無い様な?ものだが、この歌がヒットした頃は良く口づさんだものだ。
この歌を聴くたびに、当時の思い出が頭を駆け巡る。

you tube(ユウチューブ)等で何度か聞くが還暦を過ぎてなお切なくなるこの女心、
今時は女性が強いが昔は振られると言うと大抵男性から弱い女性にだった様な。
勿論例外は有りますがね。いや、私だけかな?(>_<)

西島三重子さんの切なそうな唄い方も共感を誘う。