東京銀座のギンザグラフィックギャラリーで開催されている「佐藤雅彦研究室展」を観て参りました。トークイベントの前の空き時間を利用しての観賞だったのですべての展示は見られませんでしたが、一部見ただけでも、佐藤研が取り組んできたテーマを非常にわかりやすく提示しているのが見てとれました。
１階には、佐藤研の仕事をテーマごとに示したパネル＆実物＆映像の展示。
地下１階には、佐藤研の年表と「任意の点P」やピタゴラ装置の実物、そして、Javaを利用したインタラクティブ作品などが設置され、さらに奥には映像作品の上映コーナーまである充実ぶり。
「カノン」「ブレーメン２０００」「ソート」などをはじめとする、「広告批評」２７３号で存在だけを知っていた佐藤研の作品を実際に見られて、とてもエキサイティングでした。
中でもいちばん嬉しかったのがSatoKをもらった２つの作品、コンピュータによるインタラクティブ作品「Bounding Numbers」とフィルム映像「反復かつ連続」を実際に見られたことです。
いろいろな意味で感激のこの「佐藤雅彦研究室展」、８月２９日までの開催です。
佐藤雅彦好きはもちろんのこと、「ピタゴラスイッチ」好き、面白い物好きには必見です。
図録もお手ごろ価格の４００円で出ていますので、一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
なお、会場は日祝日休館なので御用心を。
トークイベントの記事も興味深く拝見いたしました。
詳細レポも楽しみにしてます！
はじめまして。こちらこそリンク＆トラックバックありがとうございます。
コメント欄がわからなかったのでTBだけで失礼いたしました。
今回の「佐藤雅彦研究室展」は、大学の研究室の仕事がダイレクトに世の中とつながってゆくという意味において、ものすごく重要な試みではないかと、私は思っています。
非常に説明が難しい研究分野であるだけに、これは驚くべき快挙ではないかとさえ思います。
今回の展示で嬉しかったのは、どの作品が誰のものであるかが明示されていたことです。
学生さんひとりひとりにも明らかな個性が光ることが見てとれました。
とりわけ植田美緒さんと佐藤匡さん、そして山本晃士さんの作品群には一種完成された個性が宿っていたように感じます。
佐藤氏はたぶん、探究心旺盛な研究者であると同時に熱意に満ちた教育者であり、また才能溢れる表現者なのですね。きっと。その素晴らしいバランスがあの方を希有な存在にしているのではないかと、私は勝手に考えています（笑）。
いずれにせよ、佐藤氏をはじめ、研究室の方々の未来に新しい発見と発展があふれることを心から願ってやみません(^^。
金曜日の夕方に私も行ったのですが、込み込みに混んでいて、なかなか作品に手を触れられなかったのが残念。
大学の研究室とはとても思えないレベルで、
作品だけでなく人にも会ってみたかったです。
ＴＢさせて頂きます。
ようこそ＆TBありがとうございます！
対談の席の佐藤氏は、決して声高でも流暢でもない語り口なのに、言わんとすることがとてもよく伝わって来て、それがなんとも不思議でした。
心地よいリズムと、そして真摯な姿勢がその原因でしょうか。
今までも尊敬の対象でしたが、今回のお話をうかがってご自身のお人柄が大好きになってしまいましたよ（笑）。
佐藤研の学生さんたちのことも気になりますよね。
作品に作者名が出ていたので嬉しかったです。
ところで、そちらにうかがいましたところ、コメントができませんでした。
せっかくなのでこちらからもTB返しさせていただきますね(^^。
今後もしつこくピタゴラ装置特集の感想など書きたいと思っていますので、気が向かれましたらまたどうぞ。
CM時代から好きでしたが、最近の教育者としての佐藤さんも素敵ですね！
ようこそお越しくださいました！
そしてTBありがとうございます。
ええと、OSとブラウザの相性によって、もれなくコメント重複が起こってしまうようなんです。
驚かれたでしょう。
ごめんなさい。
じつは私もよくやります(^^;。
佐藤氏には昔から無意識に惹かれてはいましたが、意識的に注目するようになったのは広告批評の佐藤研特集からです。
あれで点と点がつながって線になったばかりか、その線で脳内にスコ～ンと強烈な図形が描かれました（笑）。
以来、研究者佐藤氏の虜です。
今まであまりお仲間（？）に出会えなかったのですが、あの展示会を期に、佐藤研の仕事に反応する方々と、こうしてネットを通じて交流できるようになったのがとても嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします(^^。
実はラーメンズも好きだったりするので
またおじゃましにきま～す！
>実はラーメンズも好きだったりするので
おお！
そうでしたか。
それはまた嬉しい組み合わせです。
今後ともどうぞごひいきに(^^。