1か月前と同じ高速バスで、田舎に帰る。
9月の初めは、まだ残暑が厳しく、バスの中はエアコンが必要だったが、
今日は、エアコンなしでも心地良い。
入道雲だった空は、きれいなうろこ雲。
すっかり、秋になっている。
田舎に帰る大きな高速バスの乗客は、女性ばかり4人だ。
何とも贅沢だが、もったいない。
これで採算が取れるのかと、余計な心配をしてしまう。
田舎の路線バスが、廃止になるのも分かる。
昨夜は遅くまで、パソコンをしていて、4時間しか寝ていない。
バスに乗ったら眠るつもりで目を閉じたが、
このいい天気と、景色を見逃すのは、もったいない気がした。
この路線は、海も山も楽しめる。
空だけでなく、海の色や山にも、
海に降り注ぐ陽射しの柔らかさや空気にも、秋が感じられる。
山の木々も少しづつ黄色味を帯びてきている。
退職したら、ゆっくり出来る・・・・と思ったが、
結構忙しい。
それでも、心はやっぱり、季節を楽しむ余裕が有るのだと、
今の自分を見ていて、そう思う。
ボロは着てても、心は錦 そんな歌が有る。
今の私
金は無くても、心はセレブ 秋を心一杯、誰よりも贅沢に感じていたい。