きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

刺し子のフキン

2019-06-25 09:22:46 | 手芸
先週の土曜日、
老人クラブの先輩会員さんから、
刺し子のフキンを、教えてもらった。

刺し子は、連続模様の麻の葉や七宝の、
小さなフキンを刺したことがあったが、
得意では無い。

今回教えてもらうような、
招き猫や、朝顔や、鈴のような図案を刺すのは、
初めてなのに、
一番難しそうな招き猫を選んでしまい、
少々後悔した。

老人クラブでいただいた布が、少し硬かったのと、
針目が揃わないのと、
刺し始めと、終わりの始末が綺麗に出来ないのと…
刺し始めると、思うように上手くは行かなかった。

2時間の講習では出来上がらないので、
家に帰ってきてからも、
チクチク…根気よく刺した。

夜中まで掛かって、仕上げたが、
イマイチ…


でも、最初から何でも上手くは行かないもんだよね。

それは、自分が教えていて、
上手く出来ない…と、不満を言われて…

「そりゃー最初から上手くは出来ないよ。
そんなに上手くやられたら、
私の27〜8年の努力はどうなるのよ
失敗も勉強のうち…」と、笑って言うのだが…

私も、時々、金を払って講習会に参加する。

それは私が初めて経験するものを選んで、
受講する事が多い。

人に教えると言うことは、
人に教えてもらう事からも、勉強になる。

ここが分からない。
この説明では、理解できない…
教えてもらう立場になれば、
それがよくわかる。

人に教える事の難しさは、
自分が100%出来ることにある。

自分では100%の完成品を頭に描き、
全ての工程を把握している。

でも、初めて学ぶ者は、
目の前の事しか分からない。知らない。

だから、
自分は1から10まで知っていても、

これから学ぼうとする者は、1しか知らない…と、
言うことを頭に入れて、

1から10までの工程を、手を抜かず説明をするように、心掛けている。

今、私の教室に来られている人は、
随分長いので、
1から10まで、説明する必要は無いが…。

自分が金を払ってでも、学びに行くのは、
技術習得のためでもあるが、
それ以上に、
教えてもらう立場を理解し、忘れない為…である。

昨日、刺し子のフキンの2作目を作った。

今度は、自分の持っている晒しの生地で、
図案も簡単なのにして、刺した。


半日、ベランダで、強い風に当たりながら、
根を詰めて刺したので、
ひどく疲れた。

でも、1作目より、2作目…
少しは上手く出来たかな?













コメント
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