
20度を越すほどの気温になった。
少しの時間、買い物に出掛けただけで、
汗ばんだ。

9時前に、昨日の暖簾の続きを始めようと、
準備していたら、スマホが鳴った。

「おばあちゃん今日暇?家に行ってもいい?」…孫からだった。
「いいよ!」何の躊躇もなく、返事して、慌てて染色の道具を片付けた。
この子は、私の初孫
目に入れても痛くない…という孫の愛おしさを教えてくれたのもこの子だった。

小さい頃は、よく遊びに来てくれたが、
学校に行くようになってからは、
年に数回しか会えなくなった。
その子も、大学生になり、
最近は、一人暮らしの私を、
よく気遣ってくれるようになった。
医療関係の大学生の孫は、
今年3年生になるが、
コロナ禍で、思い通り大学に行けないでいる。
それでも、実習があるので、
他の大学生よりは、
大学に行っている方だと言う。
月曜日のこの日も、リモート授業。
スマホを見ながら、家にやって来た。
半年振りに会ったら、
おばあちゃんの頭の中にいた可愛い女の子は、
ますます綺麗な女の子になっていた。
1月の成人式はコロナで5月に延期になったが、
無事に開催される事を願っている。
買ってきた、お弁当や果物を一緒に食べて、
夕方、大好きな服を買って帰ると言うので、
少しお小遣いを渡すと、
遠慮しながら嬉しいそうな笑顔を返してくれた。
大きくなっても、あの頃の可愛い笑顔のまま…
やっぱり、孫は可愛い!
扉を出て、すぐに孫からメールが届いた。
「急に行ったりしてごめんね。
コロナと身体気をつけてね。
何かあったら、すぐにパパ(息子)呼んでな」
…先日、家で転んで、肩を思い切り打撲して、
今も、痛くて腕が上がらない事を話したので、
心配してくれていた。
コロナ禍で人と会う事が少なくなっているが、
身近に気を掛けてくれる人がいるのは、
心強い。
早くワクチン接種を受けて、
頻繁に会えるようになりたいが…
まだ市からは、何の連絡もない。