5月になって アッと言う間に10日になった。
嬉しいニュースもあった。
私の染色の先生 佐竹藍月先生が、
憲法記念日に、国際交流.協力功労者として、
知事表彰を受けられた。👏👏
香川の日仏協会の創立や、
染色家として、
訪仏時に手染めのふくさを贈るなどの、
交流促進が高く評価されての受賞だった。
その佐竹先生から教えていただいた技法は沢山あるが、
その中で、先生が考案された「さざ波絞り」と言う技法がある。
ハンカチやスカーフによく染める技法だ。
もう何千枚も染めた…と思うが、
さざ波のような細かな模様を出すのが、
結構難しい。
ハンカチの巻き方にもよるが、
浸染時間が、1〜2秒少なかったら、
模様が出なかったり、
反対に1〜2秒多かったら、
色が抜けてしまう。
また、染料の色によっても反応が違うし、
助剤の量はもちろんだが、
少し古くなると、反応が違ってくる。
そんな事を、
調整しながら、1〜2秒に拘って染めると、
1枚と同じものがない
オリジナルの作品が染まる。
大雑把な性格の私が、
1〜2秒に拘りながら、
こんなに長く染色を続けられらのは、
この1〜2秒の拘りの中に、
染色の面白さがある…と、
知ってしまった…からだと思う。