神戸の北野坂まで行って来た。
北野坂は何度も友人と歩いた道だが、
一人で歩くのは初めて…
午後1時…三宮で電車を降り、
少し勾配のある道を歩くこと、14分
猛暑とコロナで、外出を控えていたので、
日差しの中を歩くのは久し振りだった。
日頃の運動不足は、体力に如実に現れる。
ギャラリーに着いた時には、
ハァーハァーと息が切れていた。
入口を入ると、
すでにテーブルの上には、
数10点の作品が受付を済ませて、置かれていた。
私は初めての出品なので、
名刺を渡し、ご挨拶をして、
もって来たマスク22枚を渡した。
受付を済ませて外に出ると
また、蒸せるような暑さの中を、
登って来た坂を降りて歩いた。
ギャラリーの入り口でお会いした出品者の方と、
坂の途中で、また合い、
お話しながら一緒に歩いた。
この方は、現代芸術の会に所属されていて、
何度もここのギャラリーを利用されているそうだ。
「染色をされているそうですね」
ギャラリーで聞いて来たのか?
そう問いかけられた。
「はい」と答えると…
「染色をするきっかけは?」と、聞かれた。
もう、そんな質問もされなくなって
ずいぶん久しい…
きっかけ…???
もう30年前になるだろう…か?
会社帰りに、
大阪まで洋裁を習いに行き始めた。
それまでは、自己流で縫っていたが、
きちんと勉強したい…と習い始めたら、
今度は自分の染めた布で作れたら、
何と素敵だろう…と思い始めた。
まだまだ、洋裁の技術は未熟なままなのに、
夢…と言うより、欲が出て…
それが染色を習うきっかけ…だった。
染色を習いたいと思い始めた時…に、
NHK学院カルチャースクールの
佐竹先生の染色講座のチラシが目に入った事は…
偶然か?
必然か?
私は必然の出会いだった…と、思っている。
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