母の洋服や小物は処分したのだが、
着物は手を付けられず、そのままになっている。
箪笥の中には、おしゃれで、衣装持ちだった母の着物が、たくさん残されている。
その上、長年 日舞を習っていて、舞台で着たのだろうと思える着物も有る 。
その中で、母が好んで着ていた1着を見つけた。
きれいに整理され、衣装紙に包まれてしまってあったが、13年も箪笥に入れられたままだったので、
シミが出ていて、カビ臭い 。
その着物を 、陰干しして 13年振りに
風に当ててあげた。
其の後 、解いて 、ネットに入れ洗濯機を弱に して 洗った。
シミは 取れなかったが 、
母の好きだった、オリーブ色の着物は、
裁断された細い数本の生地になって 、気持ち良さそうに風になびいて居た。
そしてここからが、私の本当の仕事‼︎
シミが有るので 、抜染して染め替えたいが、生地が痛むのが心配で、
濃いグリーンで染めることにした。
グリーン 4に黒1を混ぜて染めた。
染め上がった布は、シミを避けながら、型紙を置き、裁断 して、ミシンをかける。
直線が多いので作業が速い。
本の説明書を見ながらだったが、あまり苦労も無く、母の着物から、チュニック
が出来た。
シンプルだが、後ろ身頃の裾が長くなっていて、着やすいデザイン。
この下に、レギンスや細身のパンツと合わせるのもイイ‼︎
これなら、着る回数も増えそうだ 。
箪笥の中の肥やしになって居る着物も、
染め替え、リメイクして身につけてあげる。
それが縁の有る人のものなら、
尚更、喜びも大きい筈。
着物のリメイクして見ませんか ?