きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

さざ波絞り

2021-05-10 09:50:00 | 染色
5月になって アッと言う間に10日になった。

嬉しいニュースもあった。

私の染色の先生 佐竹藍月先生が、
憲法記念日に、国際交流.協力功労者として、
知事表彰を受けられた。👏👏

香川の日仏協会の創立や、
染色家として、
訪仏時に手染めのふくさを贈るなどの、
交流促進が高く評価されての受賞だった。

その佐竹先生から教えていただいた技法は沢山あるが、
その中で、先生が考案された「さざ波絞り」と言う技法がある。

ハンカチやスカーフによく染める技法だ。

もう何千枚も染めた…と思うが、

さざ波のような細かな模様を出すのが、
結構難しい。

ハンカチの巻き方にもよるが、
浸染時間が、1〜2秒少なかったら、
模様が出なかったり、

反対に1〜2秒多かったら、
色が抜けてしまう。

また、染料の色によっても反応が違うし、
助剤の量はもちろんだが、
少し古くなると、反応が違ってくる。

そんな事を、
調整しながら、1〜2秒に拘って染めると、

1枚と同じものがない
オリジナルの作品が染まる。












大雑把な性格の私が、

1〜2秒に拘りながら、
こんなに長く染色を続けられらのは、

この1〜2秒の拘りの中に、

染色の面白さがある…と、

知ってしまった…からだと思う。




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母の着物のリメイク

2021-05-03 09:47:00 | 洋裁
カレンダーは5月になった。

緊急事態宣言が出され、
GWはスティホーム🏠と、叫ばれているのも無視して、
外出する人の何と多いことか?

若い人なら、仕方ないか…と諦めもつくが、
若い人より何倍も知識があり、
経験や常識もあるはずの、
私と同世代の人を見ると、悲しくなる。

私は、感染して、大勢の人に迷惑をかけたくないので、
スティホームと決めているが、

スティホームも長くなると、
そうそうする事もなくなり、
1日の24時間を持て余してしまう。

毎朝起きて、一番に考える事、
さて、今日は何をするか?

よく働くね…と言われるが、
何もしないと閉塞感と孤独感で壊れそうになる。
それを何かに夢中になる事で、振り払おうとしているだけ。

昨日は、母の遺してくれた着物でツーピスを縫った。







茶色の部分は、
着物の生地の一部を染めたもの…アクセントに。

母とは離れて住んでいたので、
この着物を母が着ているのを見た事がないが、
母がこの着物を着ていたのは、何歳だったのだろう…

その頃の母より、
私は歳上になったのだろうか?
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