きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

トートバッグの試作品

2022-02-10 09:57:00 | お知らせ
この2〜3日、私の頭の中は、
トートバッグの事ばかり…

頭の中でイメージしたデザインを、
2日かけて製図にして、

実際の大きさは、
新聞紙で作って確かめた。

自分のイメージしたものが出来そう…!

今日 実際に使う布で、
試作品を作ってみた。

布は、8号帆布
分厚い生地なので、裏地無しで作る。

布を裁断する前に、
どれだけ縮むか、水に浸し、
表面に加工されている糊を落とすため洗濯機にかけた。

横の縮みはほぼ無かったが、
縦には1割近く縮んだ。

これを確認しておかなければ、
染めた後で寸法が足りなくなってしまう。

1個作るのに、
100✖️55cm 必要だと分かった。

製図の寸法に縮み分を加えて染めた。

市販の帆布は染め付きが悪いのもあるが、
これは良く染まった。

乾燥後、裁断して縫製。

14号針と30番のミシン糸。

最初 20番のステッチ糸を使ってみたが、

針目の調整が上手くいかず…
断念した。

生地が分厚いので、縫製も大変!

自宅のミシンは、工業用なので、
少々の分厚さは、対応できるが…

イメージ通りにはなかなか行かず、

手直しをしながら…
生地の分厚さにも、四苦八苦しながら…

やっと試作品が出来た。







こうして試作品を作ってみると、
まだまだ、手直ししたいところも
見えてくる。

これは白と紺のツートンだが、

パーツ毎に色を変えた
カラフルなバックも作ってみる予定。

試作品が出来たので

明日からは、本番!…


ふと…思った。 

バックは試作できるが、
人生は毎回本番なんだ…と、

もう一回…も、
時を戻せ…も、無いんだと…

オリンピックの
一回限りの本番に賭ける選手たちを観ていると…

そう思えた…













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6色のタオルマフラーを染めた。

2022-02-05 23:05:00 | 染色
昨日は立春
暦の上では春…になる。

でも寒い!

今日の最高気温は7度までしか
上がらなかった。

春は名のみの風の寒さや

早春賦の歌詞だが、
その通り…だね。

春はまだまだ遠いみたいだ。


✖️✖️絞りのタオルマフラーは、
1本づつ色を変えて、6本染めた。




✖️✖️絞り

とても手間な 商売にならない事をしている

それでも、これは、おまけの商品にしたい。

手間をかけて染めたが…

展示会に来てくれた人に、
買ってもらいやすい値段にしよう…と思っている。

6本しか作らなかったが、もっと数をつくればよかった…が、

まだ他のマフラーも数本染めるし、
トートバッグも5点つくる予定。

寒いけど、

寒い…とは言っている暇はない。

「展示会は 3月31日〜4月5日」


明日も、
背中にカイロを貼って

頑張る







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スレン染料の無地染め…

2022-02-03 11:25:00 | 染色
1月が過ぎ、今日は節分👹

コロナ コロナ…で、生活も心も、
奪われている間も、

季節は、
少しづつ前に進んでいるんですね。❤️


✖️✖️絞りのタオルマフラーは、6本絞り終えて
昨日から染色再開。

タオルマフラーを染める前に、

頼まれている生地の染めを、
先に染めることにした。

頼まれたのは、綿ローンの白い生地が5m。


黒に近い濃紺で…との依頼。

染める前に下準備。

綿ローンは汚れも無く、水もよく浸みるので、必要ない気もするが、

市販の布は、糊抜きをした方が安心なので、手間でも省けない。


⭕️糊抜き手順

50〜80°の湯1リットルにWSソープニューを5cc
湯は布の重さの20倍以上。

布300g      湯6〜7リットル
WSソープニュー 30cc〜35cc

布を入れ、10分間かき混ぜる。



その後 液が残らないよう充分湯洗い。

⭕️染色手順

湯は10リットル…ボールでは間に合わないので、
35リットルのステンレスタンクを出した。

染料はスレン染料
布の重さの3〜4%(濃く染める)

ダークブルー  4g
ブラック4g

助剤は スレンソルブ、苛性ソーダー ハイドロ




10分染める。
1度液から出し、水で洗い
この時、色を確かめる。

スレン染料は、
液の中では、実際の色がわからないので、
水洗いして、酸化発色させて
染まっている色が初めて分かる。

難しい染料…

色が思ったよりブルーっぽいので、
ブラックを3g出して、

もう一度10分染めた。

液から出し
水洗いをして、ベランダに干して、
発色させる。

思ったより薄い…気がする。
染料は充分使ったのだが…

納得がいくまで…
もう一度染め重ねることにした。

新しく湯を10リットルに、ブラックを6g
と助剤を用意して、

3度目の染めを15分、火を止めて5分…

5mの布をムラなく染めるのも、
思い通りの色を出すのも、

難しい…。💦




NHKの朝ドラの「美味しくなーれ」のおまじないも、
「あずきの声を聞け!」…も、

染色に通じるところがある…と思う。

布もそれぞれ違うし、
染料もそれぞれ違う…

「きれいに染まれ!」「きれいに染まれ!」

ゆっくり丁寧に心を込めて…が
大事なのかも…

朝から始めて、
1日仕事になった。















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✖️✖️絞りのタオルマルラーと思い出…

2022-02-01 18:16:00 | 染色
1月のカレンダーをめくり、🗓
2月のカレンダーに掛け替えて、
朝の散歩に出かけた。

少しだけ、日の出が早くなった気がする。

立春も近い。

昨日は
少しだけ春を感じた朝だったが
今朝は寒の戻りか、
底冷えのする冷たい朝だった。


シルクストールを8本染めた後、
タオルマフラーを染める準備をしている。



タオルマフラーは6本、
✖️✖️(ペケペケ)絞りにする。

この✖️✖️絞りには、思い出がある。

もう7‥8年前だろうか?

香川の佐竹先生が、
栗林公園内の栗林庵で、展示販売のイベントをした時、

私も一緒に作品を売らせてもらった。

その時、この✖️✖️絞りのマフラーを
何本か染めて並べた。

シルクのストールとは違い、

綿のガーゼ二重織の素朴な生地には、
✖️✖️絞りの素朴な絞り模様が似合う…と、
気に入っていた。


先生の華やかな色彩の作品の中に並べると、
✖️✖️絞りののマフラーは、

余りにも色も技法も地味すぎて、
目立たなかった。


その頃は、今のようなコロナ…など、
想像だにしていない
平和な世の中だった。

秋の栗林公園には、
外国の観光客が沢山訪れて、
賑やかだった。

なかなか売れなかった私のタオルマフラーを
外国人の男性が手にしてくれた。

何色か染めていたが、
その中から、紺色に染めたマスラーを買ってくれた。

嬉しかった…が、

英語の喋れない私は、
「サンキュー」「サンキュー」だけの
単語でしか、
嬉しさを表現できず…

只々「サンキュー」を繰り返していた。

私の染めたタオルマフラーが、
私も行ったことのない外国に、
連れて行ってもらえたのだ…と
思うと、

今でも嬉しい。

4月の展示会では、
6本のタオルマフラーを、
全部違う色で染めて並べてみる。

あの時のように…

外国に行くことはないだろうが、
誰かの元に、連れて行ってもらえれば…

そう思いながら、

✖️✖️と絞っている。




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