北杜夫氏との文通は「躁」でも「鬱」でも途切れなかったが、鬱の頃は忘れた頃にお返事を頂いたりして恐縮して
しまった。ところで、もったいぶっていた「マンボウマブゼ共和国」の話を続ける。
前回、独立記念式典の様子などを氏の著作から引用してみたのだが(マンボマブゼ共和国建国由来記)
この本にも掲載されている谷内六郎(画家)デザインの幾つかの種類がある共和国紙幣が、氏から来た封書の
中にそれぞれ1枚 . . . 本文を読む
もとは放送作家でしかもNHKがメインだったはずだ。名前だけは聞いた事があるかもしれないがNHKの
「ひょっこりひょうたん島」の脚本を担当したのが井上だ。
彼の笑いというのは、原点はが浅草のストリップ小屋で受けるような笑い、今で云えば吉本的なそれであり、
笑わせることにしばし強引なところがある。それは下品な笑いなのではないかと思っている。
上質なエスプリ、ウィット、ユーモアとは一線を画す確信 . . . 本文を読む
読む気が起きるのか?な? ページをめくるのがめくるめく楽しみなのが読書ではないだろうか?
それと、私のようなぐうたら読書術だと、真夜中に本を読みいつしかまどろんでしまったところで読書が終わる
照明はいらないかもしれないが、真夜中にあの画面の明るさは多分めざわりだし、目にも良くないに違いない。
それに、例えばおやつ的なものを食べながら・・・・・というのもできそうに無い。
サラダ味せんべいなん . . . 本文を読む
冬季オリンピックが終わったが、唯一見たのは浅田のすべりだった。それにしても、フィギゃァのリンクの
カメラマンの少なさには驚いた。他方でチラ見した大回転だかの競技をしているその後ろにヘリコプターが
映っていて、もしかするとヘリで画像を映していたのかな?と思うぐらいの低さで飛んでいた。
見間違いかもしれないが、でもスタート地点でホバリングをしていたのと、選手が滑り始めるとチラッと陰がうつり
込 . . . 本文を読む
北杜夫氏が躁病を発症した頃にマンボウマブゼ共和国を作り日本からの独立を宣言したことがある。
躁病になると「当家の主ただいま発狂中」という札を玄関に下げてみたりするのである。
果たして「マンボウマブゼ共和国建国由来記」が現在てにはいるかどうかはわからない。というのは、
文中に「キ印」とか「キチガイ」等という表現があるので、表層の表記だけを捉えると今の時代では、
表現として適性がが問われかねな . . . 本文を読む
ぶどう園に視察にいったそうだが、視察をされてもなんの意味もないのが現状ではないか?
大臣クラスが移動する際の経費を考えると、その分を被害農家に少し還元したほうがいいんじゃない? . . . 本文を読む
私の読書好きは、学生時代のある先生の影響が多大にある。国語は普通にできたのだが、ある先生と出会い
読書の面白さを知ったといってよい。古文漢文漢詩など一切辞書類を引かないで読めるようになったのも
こくごの楽しさを教えてくれた先生様さまなのだ。そういう意味では教師との愛称いや相性はとても大切なのかも
しれない。好きになると凝るがすぐ飽きる性格なのだが、一日に読むほんの数は1~5冊、勉強もそこそこ . . . 本文を読む
北氏が敬愛した作家がトーマスマンであり中でも「魔の山」を愛読していたそうだ。
なので、「魔の山」を読んでみたが、なぜかちっとも面白くなくて途中で挫折してしまった。
氏が「ソウウツ」を患いつつも生涯現役を貫いたのには、氏がたいへん気に入って使っていた
「滑稽と悲惨」がひとつのキーワードになるのかもしれない。「滑稽と悲惨」は読んだそのままなのだが、
少しく説明すれば、例えば豚を運んでいるトラッ . . . 本文を読む
「苦虫」について「苦虫を10匹かみ締めた」という表現を最初に用いたのは北氏である。
「苦虫を噛み締める」というのが本本の日本語だが、おそらく北氏がエッセイで使い読者の多くが壷にはまった表現
であり、未だに多くの文章で使われているのだが、やっぱり元祖は北氏であると宣言してしまうのです。
人を笑わすのは文章でも会話でもなかなか難しいのだが、電車などで読んでいると思わず噴出すに違いなく
ひとりで . . . 本文を読む
狐狸庵(こりあん)は遠藤周作が純文学以外の軽いエッセイを書くときに使っていた名前だ。
北杜夫との親交も篤く共著、対談集などが多数もある。
遠藤周作は幼児洗礼を受けたカソリック教徒でありその人生においてキリスト教徒に自らの意思でなった訳では
ないことに対する葛藤が、初期作品群のそこかしこにあらわれている。
とりわけ問題となったのは日本の切支丹を取り上げた「沈黙」である。そう、信長の時代に日本 . . . 本文を読む
楽天カードは8秒に1人申し込んでいるらしい。そして6秒に1人は楽天ガードマンにガードされているとか?
もとろん、ジョークだけれど、「申し込み」の宣伝であり申し込んだ人が必ずカードを所持できるとは限らない
このCMを見てからしばらく経つが、8秒=80秒に10人 面倒なので60秒に10人 10分で100人
一時間に600人 と計算していくと日本の総人口までどれぐらいかかるのかいな??? . . . 本文を読む
最後と決めたオリンピックでのまさかの順位、日本の人皆が言葉を失った。でも、それが勝負の世界だとしたら
多分女神と女王がにらめっこしたのかも、でもフリーでは納得のできる滑りができたようなので、良かったなぁ
多感な23歳、あと一回でてみる???なんていうのは簡単だけど、常にスケートが付きまとっていた人生
20代の青春を普通に楽しんだ方が、人生の後半で役に立つ。それに、20代の感性は20代にしか味 . . . 本文を読む
どくとるマンボウこと北杜夫氏との手紙のやり取りができるという幸運に恵まれた事で生涯の運を使い果たしたと
しても何の悔いもない。そもそも氏の「どくとるマンボウ航海記」が大ベストセラーになった事で、北杜夫という作家
の書く本のファンになった人が多かったのではないか?と推測するのだが、北杜夫は実は芥川賞作家でもある。
さらに、精神科医でもある北氏はソウウツ病という名前を世間に認知させた立役者でもあ . . . 本文を読む