プラス思考になろうとしない
プラス思考ということを意識している時点で、本当は「そう思ってもいないこと」を「そう思い込もう」としているだけです。
「本当はつらいけれど、マイナス思考になってはいけないから、プラスに考えよう」
無理やりプラスに考えても、元はマイナスであることには変わりません。
本当のプラス思考とは、思ってもいないことを思い込むことではありません。
プラス思考ばかりで頭を固めている人は、本当はマイナス思考の人です。
本当のプラス思考は、何もすることなく初めからプラスなのです。
プラス思考になっているのではなく、初めにある心そのものがプラスに輝いています。
では、マイナス思考の人は、これからもずっとプラス思考にはなれないのか?
そういう疑問が湧いてくるだろう。
本当のプラス思考とは「プラスとしか考えようのない現実に気づくこと」です。
たとえば、先生に叱られるという出来事です。
ほとんどの人はここで落ち込んでしまい、元気がなくなり、ため息が出ます。
でも、本当は落ち込むことではなく、先生はあなたを思って、叱ってくれたという愛に気づくことです。
プラス思考に無理やりなるのではなく、プラスとしか考えようのない現実があるのです。
心の底から本当のプラス思考になっている人は、この真実に気づいている人です。
本当のプラス思考とは、思い込むことではありません。
思い込んでしまうことは、本来の気持ちに反していることです。
プラス思考の頭で覚えることは「そうとしか思えない現実に気づくこと」なのです。