正論が人を落ち込ませることもある
人を励ますときに注意したいのは正論を語ることです。
落ち込んでいる人に、正論を言えば、きっと理解してもらえるだろうと思う。
「こういうときは、こうするべきです」
正しい内容を教えるわけだから「きっと喜んでもらえるだろう」と思う。
しかし時には正論は相手を更に落ち込ませてしまう危険がある。
正論を言うのは「あなたは間違っている」と言っているのと同じだからです。
正しいことを言うのが、常に正しいとは限らない。
特に相手が落ち込んでいる場合は、正論には注意が必要です。
落ち込んでいるときは、考え方がネガティブになっているため、正論を悪く受け止める傾向がある。
励ますときに大切なのは、正論より相手に寄り添うことです。
相手の苦しみや悲しみを同じように感じて、先ずは労わることです。
自分と同じ気持ちになってくれる人に、優しさを感じるものです。
正論は元気になって考え方がポジティブになると素直に聞けると思う。
落ち込んでいる人には、正論は逆効果の時もある。