古畑任三郎・とあるプランナーの殺人事件

不倫疑惑の議員・岩田と話をするプランナーの由良。いっそ岩田に釈明記者会見を開いてはどうかと進言する。
しかし会見は由良の希望通りにならない。それを見て由良は岩田を殺すことにした。

21時、岩田の部屋に由良がやってきた。由良は脚本家の品田と電話で企画案を話している途中だった。
そして岩田を自殺に見せかけて殺す。そこで由良が見たものは向かいのオフィスビルの情事だった。それを見て由良は企画を思いついた。

そして古畑登場。そして西園寺刑事から岩田の自殺について不審点が。
古畑は由良を朝食席で発見、話をする。ここで西園寺から聞いた「200にかけるとマッサージにかかる」という不審点の説明が。そこに５回かけたらしい。
由良は古畑に笹かま定食をおごることにした。

イベント企画、新製品開発、その他何でも屋だという由良。古畑は彼に帯同した。まるで寄生虫のように…
そして古畑は岩田の不自然な自殺を由良に説明。しかし由良は岩田を知らないとの一点張り。

ところが、さすが古畑さん。
録音テープの話を聞いて「たまたま向かいの殺人事件を目撃した」という部分にぴんときたようだ。
由良さんはマーケティングの結果、レストランの建設状況の確認などで相変わらず大忙し。
そこで古畑はホテルから携帯電話でかけられた電話のことを指摘する。しかし由良はここもユーモアのセンスでかわす。


さぁ、古畑さんからの問題提起。
・由良さんが犯したミスとは？
・そして向かいの窓の情事との関係は？
…そこで「井澤」の「井」の字がイルミネーションで飾られた前夜（つまり犯行時）の照明が再現されることに。

そして古畑は由良に事情を説明。前に工事現場を見せてもらったあのレストラン、実は岩田が資金を融資してつくり、完成したら由良に経営権が移るという話だったのだ。
その後井澤ホテルのイルミネーションを再現、そして「井」が「丼」になってしまったこと。そして「井」の中に岩田の部屋があったことを話す。
ちなみにこのイルミネーションは由良の企画だった。それを当の由良が忘れていたのだ。一生の不覚…


しかし田村正和VS真田広之、この対決もまたよろし。こういう一線級との対決も古畑の魅力ですね。