ブラタモリ「国分寺」

本日は「国分寺」。

この地名の由来は聖武天皇による国分寺が置かれたことからはじまる。
武蔵（東国）の国分寺跡の標柱は、なんと木に巻き込まれたような感じ。

その木の周りが金堂（本堂）跡。礎石が往時を偲ばせます。
建物の広さはサッカースタジアム級？だったようです。

そもそも、国府というものがあり、その近郊に国分寺を建てたのですが、武蔵の場合は府中に国府があったそうな。

で、四方を重要な地形に囲まれた国分寺、いまなお発掘作業中です。
平泉もまだ発掘調査はしてるんだよね。
それはともかく、鐘楼の跡とか、完璧な状態の瓦、文字が彫られた瓦もあったりします。
で、矢作とかいうのもこの国分寺工事から生まれた姓だとか。

国分寺遺跡の近郊には瓦がたくさん落ちています。
江戸時代から道端には瓦が落ちています。礎石も当時のままですし。


しかしそれだけが国分寺の謎ではありません。
昭和の大ミステリー「三億円事件」の車が乗り捨てられた場所が国分寺の原っぱでした。
そういえば中央道近辺でいろいろ事件ありましたなぁ…


次は西国分寺近くの巨大遺跡。
歩道が広いのは、実は東山道の名残。この道は朝廷の伝令の道でした。

厳密には東山道武蔵道という道で、北へ左折すると奈良、右折で多賀城という幻の古道。

東大寺から朱雀大路を抜け、信州から上州、そして武蔵道を歩くという旅。なんだかいいなぁ。


さて、ここから現代編。
エックス山とか、東京の中心というものがありました。東京の中心という場所は、重心であるというのは数学者の松本さん。
すると、東京の対角線の交点はちょうど国分寺に！ということがわかりました。

武蔵野の崖線、そして野川。
野川の源流は日立研究所にあるのです。住宅街の中で野川の湧き水が…というと、ロマンがありますよ。
年２回（４月・11月）に一般公開されます。

中には白鳥なども…皇居から来た白鳥という逸話。
それから自然がいっぱいの武蔵野風情が味わえます。

いよいよ野川の源流。せせらぎが静かに日立の森を流れていきます。
さらに野川になるまでいくつかの湧き水が合流します。


国分寺の街なかで鉄道模型の店を発見。しかし和菓子と…というのが気になる。
鉄道模型、和菓子、あとグッピー1000円という店。

その真相は、鉄道模型マニアの主人（和菓子職人）の店と、妻が切り盛りする和菓子屋で分割したものでした。

地下には鉄道模型ファンなら基本のジオラマが。20種類の列車が走っています。

しかしリアル鉄道の研究所もあるんですよね。これはもしかして後編の伏線でしょうか？

ご家庭でアップルチップスを

干しりんごを作りましょう。

干しりんごはりんごを２，３日天日で干してかわかします。


それをカレーに混ぜるなどするのもいいですが、煮物にするということも…

市販じゃなく、果実店で買ったりんごで自分でできるアップルチップス。
いいですよ～！


江刺や紫波のりんごでできるならやろうかな。

ブラタモリ「吉原」

きょうはタモリさんが吉原へ…

まずは柳橋から船で隅田川をさかのぼります。

その川原には「首尾の松」とかあって、いかにもな風情も。

両国橋、吾妻橋と渡って船着場は墨田公園。


それから陸に上がって待乳山聖天へ。ここで大根を売ってたりします。
しかし大根２本は東京農大の青山ほとりの歌を思い出すな…

なお、大根はお供え物なのでご注意を！


さて、隅田川の支流の名残を吉原へと歩きます。
しかし吉原はどうしてもソープとかのイメージが強すぎます。が、江戸時代は女性の流行発信源として機能していたのです。それは浮世絵の中からも浮き彫りにされています。

吉原の遊女というのは、階級があって、その上位に君臨したのは太夫という文系才女。
その才女のパフォーマンスはのちほど。

それから、日本堤という堤防（土手）がありました。今でも南千住から浅草、三ノ輪への道にその名を残しています。


さぁ、いよいよ吉原大門と柳の木。

柳の木から門のところまでは、大きなカーブでした。しかしそれ以外は碁盤目に整備され、今でもその碁盤目がしっかり残っています。

そして吉原は江戸時代においては一種のテーマパークでした。
遊郭のほかにも茶屋などがあり、繁盛していたそうです。そこは嘘と非日常で固められていました。


次は吉原の地形。遊郭のところは元々盛り土してあったのですが、9mのお歯黒どぶというところもあったりして。

また、南千住のお寺にも吉原の遊女の過去帳があったりします。中には心中、自殺した遊女の名前もあったり…切ないです。


夜、太夫の話。高尾太夫と伊達の殿様の絵を拝見後、太夫登場！
太夫には２人の新造（付き人）。着物だけでも相当な重さです。

タモリさんも太夫にキセルをもらい、タバコを吸いました。

…それが何回も続いて、ようやく手酌酒ができます。うらやましい。