朝一番の電話は、市役所からだった。我が地区の中学校に開設した避難所を閉鎖します、と言う通知。「この程度で、我が地区に避難所を開設する必要はないよ」と前回の大雨の時も言ったが、今回も誰一人、避難所を利用した人はいなかったようだ。
「誰か、詰めていたの?」と聞くと市役所の職員が二人、詰めていたらしい。「ご苦労さんでした、ありがとう」と真面目にお礼を言っておいたが、気象台があれこれ大雨が降ると「脅す」もんで、と笑っていた。
数十年、100年に一度の「記録的な大雨」と騒ぐが、それ以上の過去記録はない。こっちは、数万年前の縄文中期から人々が住み暮らしてきた地域で、山崩れなどの大災害の記録がないから、大量に降った雨は、それなりにさっさと流れていくに違いない、と想像している。
小さな部分的な土砂崩れ程度は仕方がない。今は、まるで「歴史的な温暖化による気象変化」と思い込んでいるが、果たしてそれが「歴史的」かどうかは、判別できない。過去1000年や2000年の間には、大きな変動があった可能性の方が高い。
それが1万年、2万年となると、もっと可能性は高くなる。冠水している道路に車を突っ込んで、途中で動かなくなるようなアホは、いづれの時代でも苦労するだろう。