「メタルショック」で書き忘れたが、世界は金属資源、特に銅の値段が鰻登りらしい。伝導体としての、銅の需要が相場を押し上げている。テレビでは、水道の蛇口を盗んで歩く夫婦の泥棒の話だったが、産廃業者も、冷蔵庫やクーラーを分解して、銅菅を集めているに違いない。
10年ほど前に、芦原の巨大な温泉ホテル、開花亭が行き詰まって、営業を停止し、入り口にロープを張って、北陸銀行の競売物件になっていた。興味本位で、友人医者と二人、下見に出かけてみると、延3000坪だったか、6000坪だったかのコンクリートのホテル建物の中から、天井の配線、風呂場の蛇口など、すべて盗まれていた。
あの当時も、銅の需要が高かったに違いない。一人や二人の犯行ではなく、組織的なプロ集団の臭いがした。
建物は、再利用価値がなく、解体するのに10億円かかると言われるほどの不良物件。固定資産税だけでも年間1500万円。整理回収機構に権利が移ったと言われているが、その後、どうなったか、私は知らない。別に、知りたくもないが、資源と資本の無駄遣いは、まさに資本主義社会の「本命」だって、知ってる?
何せ、それが経済成長であり、利益を産む「源」何だから。それが「超億万長者」を産み出し、超多数の貧乏人もついでに、発生する。まあ、我々は、...................................。