久しぶりに、今年の夏、初の朝顔を見た。今頃になって?
昼顔は、早い時期から雑草とともに、いろんなところで見かけているが、朝顔は人家の前でしか、なかなか見ることがない。つまり、栽培する心の余裕というか、趣味のある人が住んでいる住宅の玄関先か庭があって、そこを通り過ぎるチャンスがあって、しかも、見逃さないし、カメラを持参しているときに限る。
条件が重なるのだ。万一見かけても、通り過ぎただけでは、忘れてしまうことも多い。何せ、忘れることに関しては、絶対の自信がある。
隣集落を少しだけ、子供たちの集団登校について行ったとき、ある家の前で朝顔を発見した。母親が元気な時は、毎年決まって、夏前に玄関先で朝顔を育てていたものだ。小学校の先生をしていると、夏休みの子供たちは朝顔の観察絵日記をつけるのが、定番だったからだろう。
朝顔にはそんな記憶があるが、時代が変わった。