komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

若くないからわかること(高齢出産 3)

2013年04月17日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 だけど、それでも。
 高齢出産ならではのメリットというものが、たしかにある。
 それはきちんと認めているつもりです。


 まず、自分の友達がすでに子育てを経験しているので、質問したり相談したりしやすいですよね。
 これは、とってもありがたい。
 それに、物欲とか虚飾とか遊びたい衝動なんかからは、まあまあ卒業できているので、外出できなくても我慢しやすい。
 人間関係をスムーズにするコツも、若い頃よりは学んでいるので、人づきあいが少しはラク。
 ツラの皮も厚くなっているので、さらにラク。

 そして、40代ならではの感動というのもあります。
 こんなに長く(?)生きてきたのに、こんなことも知らなかったなんて、という、新鮮な感動と驚き。 
 だって、新鮮なことなんて、ながらくお目にかかっていなかったんですよ。
 でも出産してみると、驚くことがいっぱい。知らなかったことが次から次へと。
            

 たとえば、冬坊が、まだねんねの赤ちゃんだった頃。
 ベビーベッドの上からこちらを見つめて、小さな声を出してたことがありました。
 「くー、くー」って。
 呼びかけているのか寝息なのか、区別のつかないような、小さな小さなささやき声。
 あれは、今まで私が生きてきた中で聞いた、いちばんやさしい声。


 夏坊が、まだねんねの赤ちゃんだった頃。
 ベビーベッドで熟睡している赤ん坊を抱っこして、寝室に連れて行こうとしていた時。
 ふっと寝顔を見おろすと、薄暗い中、後光が差しているのが見えた。
 後光って、ほんとに見えることがあるんだ!

 ふたりがもっと大きくなって、並んでテレビを見られるようになった頃。
 大好きな機関車トーマスのビデオを見ながら、ふたりで大きく声をあわせて歌っていたことがありました。
 思わず、あぜんとしてしまった私。
 だって、あまりにもかわいかったから。
 こんなにかわいいものがこの世にあるってことを、知らずに過ごしてきた自分に驚いたから。


 40年以上も生きてきたのに、私って、今まで何を見てきたんだろう。
 いったい何を聞いてきたんだろう。

 適齢期になった人って、男性にしろ女性にしろ、子どもを持てと言われる機会が多いですよね。
 とくに、家族や親せきや年上の相手なんかから。
 あれって大きなお世話だと思ってたし、今でもまあ、そう思っていますが。
 でも、少しだけわかる気がしてきた。子ども子どもって言う人たちは、子どもの素晴らしさを知っている人たちなんですね。

 考えてみれば当然で、つらくてまったく無価値なだけの体験を、あえてひとにすすめたりはしないですよね。
 親だったらなおのこと、大事な娘や息子をつかまえて、価値のない体験をわざわざさせようとするはずがない。
 なのに、言われる側が必ず反発してしまうのは、「いい年だから」「産むのが当然だから」「誰それちゃんも、誰それちゃんも、子どもがいる」などなどの文脈で語られることが多いから。

 きっと、子育て後半の艱難辛苦が強烈なため(こわい)、最初の感動がしまいこまれてしまったんでしょう。

 「子どもって、すごくかわいいよ。だから、あなたも」
 こういう文脈で話しかけてもらえたら、言われるほうも少しは楽かも。

 なーんて・・・なんだか高齢出産から話がずれてしまいましたが。
 こんな方向にずれていってしまうのも、オバサンの感慨ってやつなのかなあ?(笑)

  


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想像以上に大変でした(高齢出産 2)

2013年04月17日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 ゆっくり眠って体力回復したいのに、乳児は夜中に何度も目を覚ます。
 卒乳したはずの幼児だって、なぜか何度も目を覚ます。

 朝もなぜだか異常に早く、夜明け前から起きたりするので、それにもつきあわなきゃならない。
 食事だって、常に片手間。簡単に食べられるものなら、もうなんだっていいや。

 そう。人生の先輩たちの忠告は正しかった。
 結婚はともかく、出産、そして育児はね。やっぱり早いに越したことはないのです。
 と言っても、20代前半とかだと、ちょい早すぎる気もしますが。
 まわりのママさんたちを見てみると、私の住んでいる地域では30代前半くらいの園児ママが多いですね。私が就職した頃は「女はクリスマスケーキ」とか言われていたのに・・・つくづく、世の中変わったものよ・・・。
 と、オバサンの感慨はおいといて。30歳手前くらいがちょうどいいんじゃないかって、私も思いますね。
 ある程度、遊びも仕事も経験していて、分別もついてきて。かつ、体力的には、まだ衰えていなくて。


 それにくらべて、40代といったら、もう更年期ですよ~。
 40までは、まだ平気だった気がするけど、お肌のハリやツヤが目に見えて落ちてくるのが42くらい?
 人間ドックにいけば必ず何かでひっかかり、あげくは子どものちっちゃな爪を切る時に、妙に焦点が合わせづらくなってきて、こ、これって、もしかして老眼??

 本来なら、自分のケアにすごく時間をさかなきゃいけない時期なんじゃないかって思うわけです。
 以前、テレビであるスタイリストさんも言ってました。
 「こんなに自分のメンテに時間がかかるとは思わなかった。計算外だった」
 メンテナンス! まさにそれです。
 老化してきた身体を、マッサージやストレッチでほぐしてあげる。栄養価をきちんと管理した食事で、健康維持。
 適切な運動で、筋力アップ。重力に従って落っこちてきた顔の筋力もアップ。
 服だって、30代と同じままでは似合わない。ヘアスタイルもお化粧も、顔にあわせて研究しなきゃ。

 それなのに私ときたら。人生の中で、今ほど自分をケアしていない時期はありません。
 今しなければ、取り返しのつかないことになるんじゃないかって、内心、めちゃめちゃ焦ります。
 ていうか、すでに取り返しのつかないことになってきている気配が。
 ああ、まずい。このままでは、子どもが大きくなったとき、顔向けできないような顔に・・・。
 なーんて焦っているにもかかわらず・・・できないんですよね~。自分に対して時間と労力をさくというのが、どうしても。


 もちろん、30代までにきちんと自分をみがいてきたかたなら、その蓄積でちゃんと乗り越えられるんじゃないかと思います。
 そういう生活をちゃんと身につけていれば、イレギュラーな存在が飛び込んできても、なんとか乗り切れるんじゃないかと。
 が、かなしいかな、全然身につけてこなかった私。昔から、せっぱつまらないと何もできない性格だった。
 のんびりぼんやり過ごしてきた日々のしっぺ返しが、今ここで・・・。

                        

 
                            
                      
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39歳にして初産(高齢出産 1)

2013年04月17日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子妊娠~6歳)

 39歳の初産でした。

 そもそも晩婚で、結婚したのが37歳の時。

 高齢に加えて子宮筋腫もあったのに、二人も子宝に恵まれたのは、ラッキーとしかいいようがありません。

 結婚するまでは、普通のOLを地味~に15年間も続けていました。
 その長いシングル・ライフの間、そりゃもう言われましたとも。
 早く結婚した方がいいよ、早く子どもを産んだ方がいいよって。
 でもまあ、皆さん気を使って下さって、傷つくほど言われたことはなかったし、けっこう居心地のいい職場で、シングル女性もいっぱいいたし、一人っ子だったので、家族のプレッシャーはかなりのものだったけど、大半が無言のプレッシャーだったから、職場に行けば別に思い出さないし。

 で、ついズルズルと続けてしまった、お気楽な独身貴族。
 その後、年貢をおさめて結婚。妊娠した時に、婦人科の先生に言われた言葉がこれです。
 「産むのは誰でもできるのよ、医学が進歩してるから。でも育てるのが大変なんだよね」
 素敵な女医さんだったけど、この台詞には全然賛同できませんでした。だって、当時はつわりでヨロヨロしてたので、今以上に大変なことがあるとは考えられなかったわけです。
 産む以上に大変なことなんてあるかいな。
 たしかに育てるのもラクじゃないかもしれないけど、そんなの精神論の問題でしょ。この年で出産なんて、体力の限界だぞ~ってなもんですね。

 ところが!
 産んでびっくり、育児は精神論ではなく、体力だった!

 なんといっても、何キロもあるくにゃくにゃした物体を、四六時中、抱っこしたり、あやしたり、揺らしたり、歌ったり、歩き回ったりしなきゃならない。
 外に出れば、赤子と一緒に巨大ママバッグを持ったり、買い物袋を持ったりしなきゃならない。
 無謀にも、ふたりも産んでしまった日には、前に上の子を抱っこ、後ろに下の子をおんぶ。
 今まで、箸より重いものを持ったことのなかった、この私が・・・って、それはないけど、文系ひとすじ、筋肉とはまるで無縁の生活を送ってきた、この私が。
 若い頃は多少なりとも馬力が出せたけど、まさか40にもなってから、いったい何? この重労働(泣) 

           

                        

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