え~と、時間の問題に話を戻しますね。
とにかく時間がかかる子どものお世話ですが、「お世話」といわれて、普通の人が連想するのは、
お食事、お散歩、おふろ、おきがえ、寝かしつけ。
といったところでしょうか。
この寝かしつけも、眠い子どもを眠らせるなんて、せいぜい15分くらい、という計算で。
が、しかし。実際のお世話の中身はといいますと、
お食事(と、後始末のそうじ)
お散歩(と、「もう帰ろう」という説得)
おふろ(と、「おふろに入ろう」という説得と「頭を洗おう」という説得と「もう上がろう」という説得)
おきがえ(と、着がえ終わるまでの格闘)
寝かしつけ(一時間、へたすりゃそれ以上)
寝かしつけについては、名作育児マンガ「ママはテンパリスト」にものってたなあ。
おきがえについても・・・私ったら、この年になって初めて知りましたよ。
人間が、オムツ一枚はくのに、あんなにも逃げ回る生き物だったということを・・・(しみじみ)。
そして、意外にも馬鹿にならないのが「説得」のお時間。
子どもって、今していることを中断されるのが、とてつもなく嫌な生き物らしいんですね。
そこをうっかり無理強いすると、すねて脱走するか、大泣きするか。
脱走大泣きする幼児ほど、時間のかかるものはない。
それを避けるべく、忍耐力を総動員して気をひく台詞を考えたり、猫なで声で誘ったり。
そうするうちにも、時間はどんどん過ぎてゆく…。
さらに幼児のすごいところは、そうやって時間を使いまくっておきながら、次の場面ではコロッと別の要求をするところです。
公園で遊んでいるとき、お昼になるからもう帰ろうと誘っても、がんとして動かない。「おなかすいちゃうよ。もう誰も遊んでないよ」と言いまくり、ようやくようやく、ご帰宅。
で、部屋に入ったとたんに「おなかすいたごはんごはん~!!」って・・・。
そんなに急に用意できるか!
だから早く帰ろうって言ったのに~っ。
家事育児に多大な時間を使うため、自分時間、一人になれる時間をもつとなると、もう至難の業です。
自分時間といっても、私の場合は趣味にいそしむ時間という意味じゃありません。
考える時間、たとえば、あふれているベビー服をどこにしまおうとか、幼稚園の通達をわかりやすく保管するにはどうすればいいかとか・・・そういう、非常に現実的な問題を考える時間。
この手のことって、いいアイデアを思いつくには意外と時間がかかるし、頭が冷静でないとできないものです。
それなのに、テキは(王様なのにテキ)唯一の個室であるトイレにだって、ためらいもなく侵入してきますからね。
先日なんて、夏坊がバーンとトイレのドアを開け放ったと思ったら、ごはんてんこもりのお茶碗を持って入ってきましたよ。
ごはんにかけてあるふりかけがどうとかこうとか訴えてたけど・・・頼むから、トイレに食べ物を持ち込まないで・・・。
7歳の冬坊ですら、いまだに入ってくることあるし。それはちょっと問題かな~?(笑)
自分時間・・・それも、自分がリラックスするための自由時間。
いったいいつになったら持てるようになるんだろう。
特に3歳までの怪獣ちゃんをかかえたママさんたちの中で、こう思ったことのない人は、多分ひとりもいないはずです。
だけど・・・。
「うちもあるある」のボタンです。
よければクリックでお知らせを・・・。
ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス) | |
東村 アキコ | |
集英社 |