あまねのにっきずぶろぐ

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愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

バーチャルウォーター~水を死肉に与え日本は滅亡へ向かうか~

2016-06-27 21:32:10 | 人類への警告

米国産牛肉、「成長ホルモン」の衝撃的な実態

米国産牛肉、「成長ホルモン」の衝撃的な実態
日本人は「安い牛肉の現実」を知らなすぎる


yahooニュースはすぐに消されてしまうことが多いので同じニュースを二つ貼り付けます。
二つ張り付けたのはyahooニュースはコメントが多いので、人々のコメントを読みながら様々なことを考えていけたらいいと思うからです。

コメントを読むと「米国産は怖いからこれからは国内産牛肉を買うようにする」といったコメントが多い。

牛肉だけにかかわらず、豚肉も鶏肉も成長ホルモン剤、また抗生物質などは多量に使用されています。

牛肉、豚肉には発がん性があり、国産の霜降り肉は栄養の偏った餌を食べ続けた病気の牛の肉で人間が食べ続ければあらゆる病気を引き寄せます。


食卓に米国産「危なすぎる食材」

狭いスペースに牛を押し込めることで運動を制限して太らせる。
「フィードロット方式」と呼ばれる飼育法だそうだが、「牛が押し込められたスペースはきちんと清掃がされておらず、至るところが糞尿まみれになっていた。
充満する悪臭で、息もできないほどでした」


日本におけるホルモン依存性ガンの発生率は1960年代と比べて5倍になっている。

それと比例するように、牛肉の消費量も同じく60年代比で5倍に増えており、そのうち約25%が米国産牛肉と見られている。
「つまり、米国産牛肉の消費増大とホルモン依存性ガン発生率増加の間には相関関係があると推測できる。これが我々の導いた結論です」(同)

 ちなみにアメリカでは肉牛だけではなく乳牛にも成長ホルモン剤が使用される。

日本には米国産のチーズやバターといった乳製品が輸入されており、そのことも「ホルモン依存性ガンの増加」と関係しているのでは、と指摘する声もある。


養殖サーモンは天然サーモンよりも、ダイオキシンなど有害物質の濃度がはるかに高い。
また、養殖サーモンを食べ続けると、幼児にIQ低下や発育障害をもたらす恐れがあり、食べない場合より300倍近くも死の危険性を高める。



肉や卵、牛乳などは、その飼料のほとんどを輸入に頼っています。

アメリカで栽培される大豆の60%が遺伝子組み換え品種です。海外から日本に輸入される大豆の73%がアメリ カ産です。食用油や飼料、醤油、コーンフレーク、ビールなどはトウモロコシや大豆が使用されています。

遺伝子組み換え作物に抗生物質を添加して飼料 として使われるようになった96年頃から耐性菌が急増しているそうです。その原因として考えられているのが 遺伝子組み換えの際使われる抗生物質耐性遺伝子だといわれています。


自然食品店などで売っ ている醤油や食用油などに比べ一般のスーパーなどで売っている醤油や食用油は安いからと買って食べていると、 いざという時に抗生物質が効かないということが起こり何でもない病気で死ななければならないということが 起こる可能性があります。


日本でもエサに抗生物質を混ぜて牛などに与えています。
そのことが2001年3月24日の日経 流通新聞に「狂牛病、口蹄疫など家畜伝染病の発生で食肉の安全性が改めて問い直されている。
家畜の飼育 方法としてエサに抗生物質を使わない、有機栽培の飼料を使う、広い土地で放し飼いにするといった具合に 有機農法産物の手法を導入する試みも続いているが、完全な有機飼育は困難なのが実情。」と紹介されていました。

『学校給食と子どもの健康』(梶山公勇著・秀英書房・P.188)に「まず、乳牛の飼育には農薬や抗生物質・成長促進 剤・防腐剤・精神安定剤などの薬剤が含まれております。
これらの化学物質を毎日食べて育った牛がその影 響を受けないわけはありません。
薬学博士の鍋谷将氏は牛乳に含まれている農薬につき、次のように書いて おります。
『最も恐ろしいのが牛乳です。牛乳には残留農薬が必ず含有されており、厚生省が定める基準内 におさめることが難しい場合があります。』」と書いてあります。

「牛乳には白血病ビールスがあり、牛乳に白砂糖がプラスされた場合、白血病が圧倒的に多くなることを診療 活動を通して確認している(森下医博)とされています。」

「牛乳は現在9割が超高温殺菌されておりますが、このように超高温で処理された牛乳はカタラ ーゼが失活し、発ガン性を持つ過酸化水素が残ってしまうという指摘がなされております。(西岡一教授)。」

(『学校給食と子どもの健康』梶山公勇著・秀英 書房・P.188)


「1860年当時、人はエネルギーの約四分の一を脂肪からとっていた。
1910年には三分の一に増え、1975年には 45%に到達、その大部分が家畜の飽和脂肪であった。(中略)近代の食用家畜は肥えるよう飼育されている。
屠畜される家畜は30%以上の脂肪を含んでいる。
原始人が捕らえていた動物は野生であり含まれている脂肪は たった3.9%しかなかった。
したがって、今日我々が肉の消費を大幅に減らし、原始人と同程度にしても食べ る脂肪の量はまだ7倍以上になる!
しかしこれで物語は終わらない。
脂肪の質が異なる。大昔の肉は今日より 多不飽和脂肪酸が5倍もあった。」
(『新版 ぼくが肉を食べないわけ』ピーター・コックス著・築地書館・P.42)




産業生産された畜産物を摂り続けることは、もうそれだけで十分身体に悪いということが言われています。
それでも米国の食肉産業などの実態がこうしてニュースになっていくたび、日本人は「国内産は安全だから」と国内産を買う人は増えてくると思います。
食料自給率の著しく低い日本はこのままでは世界的な食料危機がやってくると非常に恐ろしい事態に陥ります。
国内産の畜産物の飼料がほぼ輸入であるということは、国内産の畜産物を買う人が増えればそれだけ輸入する飼料の量も上がるということです。

11kgの輸入穀物で1kgの牛肉を作る
7kgの輸入穀物で1kgの豚肉を作る
4kgの輸入穀物で1kgの鶏肉を作る
3kgの輸入穀物で1kgの鶏卵を作る




2020年に自給率50%を達成するため、本来小麦は4年間で31万トン増加しなければならないのに、逆に2万トン減少していますし、大豆も11万トンの増加の予定が2万トンのマイナスとなっている。

現在39%の食料自給率を50%にすることがそんなに難しいことなのか?は日本人の肉食の増加に大きく関係しています。

肉食が増加すると大量の穀物が消費される。欧米や日本では、直接消費する穀物よりも、こういった間接消費する穀物の方が分量が多くなる。また、中国はかつて穀物輸出国であったのが、今では肉食の増大、農業の衰退に伴って、穀物輸入国となっている。

世界の主な食料輸出国は、「先進国」と「中進国」と呼ばれる国々に限られており、「後発開発途上国」と呼ばれる経済力の弱い国々のほとんどは食料輸入国である。
したがって、日本のような経済大国が今以上に食料を輸入すると、こういった輸入食料に頼っている「後発開発途上国」で食料が逼迫し、飢餓人口が増大する恐れが強い。
1994年に前年の米の不作を受けて日本が米を緊急輸入した際に、フィリピンなどの米輸入国で米不足による騒動が勃発し、段々に経済力の弱い国にしわ寄せが行き、その影響がセネガルにまで及んだ、という経験を過去にしている。

海外の食料に大きく依存している日本社会は、一方では世界の飢餓に対して大きな責任を負いながら、他方では自国の農業を崩壊へと導き、農業を基盤とした地域社会を大きく変容させてしまっている。


国内産の畜産物の消費が増えれば今以上に輸入穀物量は増え、日本の自給率は下がりさらに深刻になってくることになります。
日本のような狭い土地で国内産の畜産物の飼料となる穀物を育てていくことは不可能です。
それこそ人間が食べる穀物よりも肉が食べる穀物を必死に育てなくてはならなくなるでしょう。
しかしそれをやっていこうとするならば、次にさらなる深刻な状況がやってくるはずです。

国内産の飼料で育てた畜産物が増えればどのような問題が起きてくるか。
それは深刻な水不足に日本が陥るということです。




バーチャルウォーター

農産物を輸入するということは、輸入農産物が海外で生産される際に使用されている水資源も一緒に輸入しているともいえます。
このように間接的な形で輸入している水資源を把握する方法として、仮想水(バーチャルウォーター)という考え方があります。
これは、ある国が輸入している品目を自国で生産すると仮定した場合に必要な水資源量です。
主な輸入農産物(穀物5品目、畜産物4目)の生産を我が国で行った場合に必要な仮想水は627億m3(2000年)と試算されており、国内の農業用水使用量の552億m3(2004年)を上回っています。品目別には、牛肉1kgに20.6t、豚肉1kgに5.9t、大豆1kgに2.5tの水が必要です。

一方、食事メニューごとにみると、例えば、牛丼(並)やカレーライスに必要な水の7 割は輸入されている計算になります。

我が国が輸入農産物の多くを依存する米国や中国等で水不足が懸念されており、世界の水資源の問題が私たちの食生活に密接に結び付いていることにもっと目を向ける必要があります。






我が国は、食料の6割を輸入に頼っていますが、仮に、輸入が完全に途絶する事態に陥ったとき、肉類や野菜から、いも類等の熱量効率の高い作物に生産転換することで、国内生産のみで国民1人1日当たり2,020kcalの熱量供給が可能であると試算されています。
この熱量で最低限必要な熱量は確保されますが、食事内容は、現在とかけ離れたものになります。






人間が生きるに必要な熱量がどれだけ質素な食事で足りるか。
食肉は9日にたった一食で足りるんですね。


食肉のすべてがわかるQ&A教えて!


生産額1000億円超の6道県で全体の約60%を占める
わが国の農業の中での畜産の位置
づけを見てみると、平成24年度の農
林水産省調査では、図に示すように、
農業総産出額 8兆5251億円のうち、
畜産が約30%を占めており、米の24
%、野菜の26%、果物の9%を抜い
て主要な位置にあります。





国内の食料自給率39%の中のその30%は畜産で野菜の自給率を抜いている。
9日にたった一切れほどの肉で十分健康に暮らしていけるというのに、39%しか自給できていない国が正常な考えでこれを続けているとは
とても考えがたいほど明らかにおかしいことをやっています。


牛肉では約60%
を、豚肉では約半分を輸入に頼って
いるということになります。飼料の
輸入を考慮した自給率は、さらに低
下してほとんどの畜産物が10%程度
(カロリーベース自給率)ということに
なってしまいます。

また、近年の地球規模の人口増加
による穀物不足や異常気象による穀
物不作なども指摘されており、こう
した穀物価格(飼料価格)の不安定
性から脱却するには、国内での耕畜
連携による飼料穀物や飼料作物の増
産が急務となっています。





バーチャルウォーター量自動計算

食物を作るのにどれくらいの水の量が必要になるか、という計算をしてくれる環境省が作った計算機でさっそく計算してみましたです。





鶏卵100個で計算してしまいましたが、一個だと179.2L必要という計算結果が出ました。
お風呂浴槽一杯分の水で約200L、ハンバーガーのパテ二枚分ほどの牛肉で2060Lの水が必要、お風呂十日分の水ですね。





バター大匙一杯作るのに171.6Lでオリーブオイル大匙一杯で274.378L、異常な数値です。
二か月に1本ほどオーガニックオリーブオイルを使ってましたが、オリーブオイルでないとダメな理由はないし、もうオリーブオイルは買うのやめようと思います。


試しにハンバーガーで計算してみましょう。牛肉のパテは1枚・約55gですから1133リットル。バンズがパン2枚分として192リットル。これだけで1325リットルになります。
もしダブルバーガーを頼むとしたら、牛肉で倍の2266リットルが必要となって、バンズの分を足すと2458リットル。


中高生の食べ盛りの子ども2人と家族4人で焼き肉を食べにいったら牛肉1kgくらいはペロリと平らげてしまうだろう。
となると、それに必要な水の量は何と2万600リットル。お風呂に換算すると103日分か。
牛肉にこれだけ水が必要なのは、飼料であるトウモロコシの栽培に大量の水を使うからなのだそうだが、いままで想像もしてこなかった。



日本が国内産の飼料の畜産を増やしていくと水不足に陥り、また穀物飼料を栽培するために今以上に森林を伐採していった場合は環境問題に拍車をかけ、異常気象をさらに悪化させることは目に見えているようです。


「石油」争奪の時代から「水」争奪の時代へ!?  地球規模の難題を克服する道を示す一冊。 『水危機を乗り越える!』

食糧自給率が40%を切る(カロリーベース)という日本が輸入する大量の食糧(農畜産物)の生産には、大量の水が必要です。バーチャルウォーター(仮想水)と呼ばれるこの水を換算すると、日本は世界有数の水輸入国だというのが現実です。世界の水危機はけっして対岸の火事ではないのです。


2025年には地球はこうなる。衝撃的な1枚の画像にあなたは何を考えさせられる?


世界人口の約1割、7億人というとんでもない人数が今現実に水不足問題にあっています。
飲用に適していない不衛生な水を飲み、命を落としている子供たちが毎日4,900人(年間で180万人)存在するという深刻な状況です。
もはや、地球全体が水不足になっているといっても過言ではない状況で、世界の人口は反比例し増加の一途をたどっています。
このままでは2025年には、世界人口の3分の2が深刻な水不足に悩まされると予想されています。



あと9年で世界的な深刻な水不足がやってくるというのは今まで見たどの情報より早い期間です。
あと9年と言われているものが、今年中にやってきてもおかしくはありません。
今から多くの人が輸入畜産物から国内畜産物の消費に変えても世界的な深刻な状況が待ち構えています。

この状態が続くと近いうちにやってくると叫ばれている日本の食料危機と水不足両方に畜産物の生産が大きく関係しているからです。

日本は、畜産物を育てている場合ではないのです。
野菜より多くの畜産物を生産している場合ではありません。
今すぐにでも穀物、野菜、海藻、豆類などの生産に変えて行かないと食料危機や水不足で日本は壊滅してしまうかもしれないのです。

魚をとりまく海の環境問題

肉を食べている人がみな肉の代わりに魚介類を食べるようになれば魚の乱獲はますます進んで生態系は狂い、未来に魚たちは消えてしまいます。
だからといって多くの人が肉を食べていたなら日本は深刻的な危機を逃れることができません。

自分の命と、大切な者の命が懸かっている問題です。
環境問題に興味を持つ人があまりに少ないのは、まだ遠い未来の話だと思っているからではないでしょうか?
でも遠い未来の話であるという保障など、どこにもないのです。

権力に対抗し、戦争反対を叫ぶ人は多いです。
しかし権力に支配されている畜産業に対抗する人は少ない。

戦争はやってこなくても、滅亡的な事態は近いうちにやってくるかもしれないのです。

ドキュメンタリー映画「カウスピラシー」を観るだけで、戦争反対や、原発反対と同じように
叫び続けなければならない緊急を要する切迫した問題の原因が畜産業であることがわかります。



「カウスピラシー」

 

(追記:残念ながら動画のカウスピラシーは削除されてしまいましたのでNetfilixのURLを貼り付けます。)

Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密







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