深刻な話題が続いてかなりストレスが限界値まで来ているようで、
目が覚めた瞬間心拍数が酷く心臓がヤバそうなので、ここでひとつ、ほがらかな話題を挟みたいと思います。
昭和16年生まれのうちの父親は62歳でこの世を去るまで
一度も酔っ払う姿を目にしたことのない人で、
私の覚えている父は毎日仕事から一目散に家に帰ってきて
晩酌にはビール小瓶1瓶と決めてそれ以上は決して飲まなかった人なのですが、
若い時分に一度だけお酒を飲んでヘマをやらかしかけたことがありました。
多分1975年前後くらいの頃のことだと思います。
父は34歳前後くらいの頃です。
その頃、父は大手会社の慣れない営業の仕事をしていて、
同僚に誘われたのでしょうかお酒を飲みに行くことなど好きではない父が
同僚たちと一緒に大阪の居酒屋を転々としたのちまたひとつの居酒屋へ寄りました。
居酒屋へ入った途端、父はよく知るある男の姿を目に留め、こう呼びかけたそうです。
「お〜やっさんやないかぁ〜」
題名で既にネタバレですが、そうです、そこにいたのはあの横山やすしだったのです。
全盛期の頃だと思うので父より三つ年下のやっさんは31歳前後くらいだったのでしょうか。
やっさんは父のその明らかに俺はお前の知人だというふうな馴れなれしい呼び声に、
お、とやっさんも酔った頭でかなり思い出そうとしながら、父の方へ近づいてきて、
やっさんは普段すごく腰の低い人やったそうで、あの照れ笑いをしながらへこへこした様子で
「いや~すんまへん、どこで…お会いしましたやろかいな…」と困った顔で
父を怒らせないように十分に気遣って話しかけてきました。
(父の見た目が頬のこけて一見ちょっと上品なヤクザ系のいかつい顔だったのもあるかもしれません笑)
するとお父さんは珍しく酔っ払ってたので、こう返したそうです。
「なにゆうてんねや、いつも見てんでェ、"テレビで"」
これにやっさんは当然、ブチ切れました笑
お父さんもやっさんにへこへこされたのだから、
「あっ、こらすんまへん、テレビでいつも見とるやっさんがおったもんやから
吃驚してつい嬉しくて話しかけてもおたんですわ」
などと返していればやっさんも切れなかっただろうに(たぶん)、
偉そうに謝りもしなかったのでやっさんは瞬時、憤怒の形相になり
、163センチのやっさんは173センチくらいの父を見上げるようにしてその胸ぐらを掴むと
「ワレええかげんにさらさんかいィ、あほんだらァ」という感じで
父もまたなんでそんなことで怒るんやという悲しい怒りで切れてしまい、
互いに殴り合いの喧嘩になりかけたところ、慌てて駆け寄った周りの人間たちに引き剥がされて、
宥められ、2人とも息を荒げながらも各々の席に無理矢理着かされたようです。
そして別々の席で飲んでいると、だいぶしてお父さんは何者かに後ろから肩をぽんと叩かれました。
振り返ると横山のやっさんが立っており、お父さんに向かってあのいつものにこやかな顔でこういったそうです。
「おぅっ機嫌よう呑んで帰ってや」
お父さんはその頃はもう酔いも冷めかけていて、ものすごく感激したそうですが、
礼や謝罪を言う間もなく、やっさんはそう言った後すぐに店を出てってしまったそうです。
それからは父はもともとやっさんのことは好きだったのがそれ以来さらに大ファンになり、
やっさんがかけていたのとそっくりな黒縁眼鏡を買って気に入っていつもかけていました。
黒縁眼鏡をかけた父の姿はやっさんによく似ていました笑
感情的になってすぐ怒る(短気)、だけども憎めない、子供のような純粋な部分を持っていて、
素直で不器用な人、人情深い。という性格もよく似ていたと思います。
そしてこの遺伝子をどうやら私も受け継いでいて、
さらにやっさんの「臆病で気が弱いのに威勢を張る」
笑いの質は違えども「人を笑わせるのが大好き」「勉強嫌いの負けず嫌い」
なところなんかもよく似てるようで、ネット仲間たちから○○○は横山やすしと似てるよね笑と言われました。
怒るでィしかしィっ笑
横山のやっさんはそんなこんなで特別な芸人なのです。
やっさんが亡くなってから今年で20周年だそうで、
お父さんより三つ下なのに8年も先に旅立ったんだなと思うと、
あの日の父と父の肩を優しく叩いたやっさんとの縁というものを想像してすごく切なくなります。
他では絶対見られない③ 爆笑王 横山やすし・西川きよし 幻の名コンビここに復活
これ初めて観た。久しぶりにすごく笑った(笑)ほとんどアドリブな感じに見えてしまう。
目が覚めた瞬間心拍数が酷く心臓がヤバそうなので、ここでひとつ、ほがらかな話題を挟みたいと思います。
昭和16年生まれのうちの父親は62歳でこの世を去るまで
一度も酔っ払う姿を目にしたことのない人で、
私の覚えている父は毎日仕事から一目散に家に帰ってきて
晩酌にはビール小瓶1瓶と決めてそれ以上は決して飲まなかった人なのですが、
若い時分に一度だけお酒を飲んでヘマをやらかしかけたことがありました。
多分1975年前後くらいの頃のことだと思います。
父は34歳前後くらいの頃です。
その頃、父は大手会社の慣れない営業の仕事をしていて、
同僚に誘われたのでしょうかお酒を飲みに行くことなど好きではない父が
同僚たちと一緒に大阪の居酒屋を転々としたのちまたひとつの居酒屋へ寄りました。
居酒屋へ入った途端、父はよく知るある男の姿を目に留め、こう呼びかけたそうです。
「お〜やっさんやないかぁ〜」
題名で既にネタバレですが、そうです、そこにいたのはあの横山やすしだったのです。
全盛期の頃だと思うので父より三つ年下のやっさんは31歳前後くらいだったのでしょうか。
やっさんは父のその明らかに俺はお前の知人だというふうな馴れなれしい呼び声に、
お、とやっさんも酔った頭でかなり思い出そうとしながら、父の方へ近づいてきて、
やっさんは普段すごく腰の低い人やったそうで、あの照れ笑いをしながらへこへこした様子で
「いや~すんまへん、どこで…お会いしましたやろかいな…」と困った顔で
父を怒らせないように十分に気遣って話しかけてきました。
(父の見た目が頬のこけて一見ちょっと上品なヤクザ系のいかつい顔だったのもあるかもしれません笑)
するとお父さんは珍しく酔っ払ってたので、こう返したそうです。
「なにゆうてんねや、いつも見てんでェ、"テレビで"」
これにやっさんは当然、ブチ切れました笑
お父さんもやっさんにへこへこされたのだから、
「あっ、こらすんまへん、テレビでいつも見とるやっさんがおったもんやから
吃驚してつい嬉しくて話しかけてもおたんですわ」
などと返していればやっさんも切れなかっただろうに(たぶん)、
偉そうに謝りもしなかったのでやっさんは瞬時、憤怒の形相になり
、163センチのやっさんは173センチくらいの父を見上げるようにしてその胸ぐらを掴むと
「ワレええかげんにさらさんかいィ、あほんだらァ」という感じで
父もまたなんでそんなことで怒るんやという悲しい怒りで切れてしまい、
互いに殴り合いの喧嘩になりかけたところ、慌てて駆け寄った周りの人間たちに引き剥がされて、
宥められ、2人とも息を荒げながらも各々の席に無理矢理着かされたようです。
そして別々の席で飲んでいると、だいぶしてお父さんは何者かに後ろから肩をぽんと叩かれました。
振り返ると横山のやっさんが立っており、お父さんに向かってあのいつものにこやかな顔でこういったそうです。
「おぅっ機嫌よう呑んで帰ってや」
お父さんはその頃はもう酔いも冷めかけていて、ものすごく感激したそうですが、
礼や謝罪を言う間もなく、やっさんはそう言った後すぐに店を出てってしまったそうです。
それからは父はもともとやっさんのことは好きだったのがそれ以来さらに大ファンになり、
やっさんがかけていたのとそっくりな黒縁眼鏡を買って気に入っていつもかけていました。
黒縁眼鏡をかけた父の姿はやっさんによく似ていました笑
感情的になってすぐ怒る(短気)、だけども憎めない、子供のような純粋な部分を持っていて、
素直で不器用な人、人情深い。という性格もよく似ていたと思います。
そしてこの遺伝子をどうやら私も受け継いでいて、
さらにやっさんの「臆病で気が弱いのに威勢を張る」
笑いの質は違えども「人を笑わせるのが大好き」「勉強嫌いの負けず嫌い」
なところなんかもよく似てるようで、ネット仲間たちから○○○は横山やすしと似てるよね笑と言われました。
怒るでィしかしィっ笑
横山のやっさんはそんなこんなで特別な芸人なのです。
やっさんが亡くなってから今年で20周年だそうで、
お父さんより三つ下なのに8年も先に旅立ったんだなと思うと、
あの日の父と父の肩を優しく叩いたやっさんとの縁というものを想像してすごく切なくなります。
他では絶対見られない③ 爆笑王 横山やすし・西川きよし 幻の名コンビここに復活
これ初めて観た。久しぶりにすごく笑った(笑)ほとんどアドリブな感じに見えてしまう。