気に入ったのニャ!

 子猫がすっかり気に入った、キャットタワーの中ほどにある猫ハウス。
 のびのびと足を伸ばして、みゆちゃんが見たら「人(猫)の気も知らないで~!」と不平をこぼしそうな、くつろぎよう。
 ハウスの入り口からはみ出すのは、いつも足というわけではなくて、尻尾だったり、顔だったり、ときどき両手がにゅっと出てきて、遊び用にぶら下がっているひもをつかまえたりします。
 猫ハウスの中に手を入れたら、すぐにごろごろのどを鳴らして私の手を抱え込みます。あったかくてふわふわ、たまりません!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

みゆちゃん受難の日々

 子猫が来てまだ二日目なので仕方ないかもしれないが、みゆちゃんは依然子猫のことを怖がってフーフー言っている。昼間はだいたい二階に引きこもっていて、ときどき様子を見に来るけれど、すぐにまた上がっていってしまう。みんなのいる部屋に来たいのに来られないのがかわいそうである。一度、庭に出たくなってこっそり降りてきたから出してあげたら、今度は家の中へ入ってくるときにいやだいやだと鳴くものだから、みゆちゃんと仲良くなりたい子猫がそれを聞きつけて駆けてきてしまった。子猫が外へ出ないように窓を閉めたら、ガラス越しに猫パンチし合っている。あとで、裏口からこっそり中へ入れてあげた。
 午後には木枯らしが吹いて、急に冷え込んできた。夜になってようやくみゆちゃんは下に降りてきて、怒りながらもなんとか子猫に我慢して、暖かい部屋で一緒に過ごすことができたから、少しは進展があったようだと希望ながらに思う。
 一方の子猫はというと、みゆちゃんのことはまったく気にしていないで、ネズミのおもちゃで飛び回って遊び、お腹が空いたらご飯を食べ、眠くなったら眠るというように、もうすっかりこの場所に慣れてくれたようである。お気に入りの寝場所も見つけた。みゆちゃんが使っていない、キャットタワーの中ほどにあるハウスで、敷いてあげた毛布の上にふかふかと丸くなっている。
 はやくみゆちゃんと子猫が、キャットタワーの上下で一緒に眠るようにならないかしらと、ため息混じりに願うばかりである。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )