ついに!

 今朝は少し冷えたせいか、起きて下へ降りてみると、ついに、みゆちゃんふくちゃんがひとつのかごの中に仲良く並んでいるところを発見した。こういう状態を、猫好き用語(?)で「猫団子」というらしいけど、猫と暮らす人なら誰だって大好きだという猫団子、やっぱりたまらなくかわいい。どちらかがかごから飛び出してしまわないうちに、そっとカメラを取って来て、写真を撮った。
 これでもうみゆちゃんとふくちゃんは仲良しの最高レベルに達して、めでたしめでたし、と思っていたら、そのあと、今まで以上に派手な取っ組み合いをはじめた。耳を後ろに倒して、しっぽもぼうぼうに太くなっているから、どこまで本気なのかわからないけど、めちゃくちゃにやっつけたりはしないから、喧嘩をするのも仲良しの証拠、これも遊びの一形態なのかもしれない。
 たいていちょっかいを出して追いかけるのはみゆちゃんのほうで、ふくちゃんはそれに対し、いったん寝転がったかと思うと、仰向けの姿勢のまま、みゆちゃんの首の下に飛びついて行く。
 ふくちゃんが向こうから歩いてくるところへ突然みゆちゃんが飛び掛っていったりすると、ふくちゃんがものすごい跳躍を見せて、面白い。
 そういう状態で、きょう、はじめてふくちゃんを庭に出した。万全の注意を払っているけれどもしも敷地の外へ出て行ってしまった場合のことを考えて、十分家に慣れるまで待ってからにしようと思っていたのだが、もういいだろうと思った。
 はじめての庭で、あちこち嗅ぎまわりながら慎重に歩を進めていきたいふくちゃんであるのに、さっそく遊びたいみゆちゃんは容赦しない。茂みの陰からどんどんふくちゃんにじゃれかかっていくから、ふくちゃんもゆっくり調べてなんかしておられず、庭で追っかけっこがはじまった。
 部屋の中とはまた違って、面白いのかもしれない。背の低い山茶花の木の上を飛び跳ねたり、木に登ったり、狭い庭の中を縦横無尽に走り回って、呼んでもなかなか戻ってこない。
 やがて雨が降り出して、二匹は雑草の種を背中や首の周りのふさふさした毛にくっつけて、部屋の中に戻ってきた。とくにふくちゃんは草の中をうろうろしたのかいっぱいつけている。足の裏も汚い。
 それらをきれいにしてやって、すっかり遊び疲れた二匹は、みゆちゃんがキャットタワーのてっぺん、そこをとられたふくちゃんは、迷ったあげくかごの中に落ち着いて、ぐっすりお昼寝をはじめた。
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