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This rainy Sunday SL66E 80mm TRI-X(減感) ロジナール1:50

2010年06月02日 22時39分09秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
デジタルでは自由に感度設定が可能なのでこんな言葉も死語になりつつありますが、銀塩の世界ではいまも生きています。
ただ、デジタルで感度を下げたり上げたりしても、技術が進みすぎてそれほどの変化があまり見られないのも面白みのない世界といえなくもないでしょうね。

増感現像:ISO400のフィルムしかなくて暗くてシャッター速度や絞りでは対処出来ないとき、ISO1200やISO1600に感度を上げて撮影します(なおISO800程度の増感では近年の高感度フィルムなら、増感の現像処理を誤らないかぎり、ノーマル露光とほとんど違いは判りません)
通常の現像時間では露光不足になるので、アップした感度に応じた時間を延長するか現像液温を上げて現像を促進します。
粒状が粗くなる、コントラストが強くなるなどの欠点が現れますが、それを活かした作品づくりも、またたいへん魅力です。

減感現像:ISO400のフィルムをISO200やISO100に感度を下げて撮影します(減感現像の場合は救済措置としてというより、美しい画像を求めて意図的に使われる場合が多い)
そのままの現像時間では露光オーバーになるので、時間を短縮するか現像液温を下げて現像を抑えます。
粒状性が細かくなる、コントラストが軟調になり諧調豊かな美しいモノクロトーンになる。
たとえばTRI-Xの通常感度ISO400をISO100で撮影した人物の肌などは滑らかな美しい描写になります。

モノクロモードの生かし方 渡部さとる

モノクロとグレースケール
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