あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
当ブログ掲載の写真及び記事の無断転載・複写は禁じます。

硝子戸 EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈T-Max100〉

2008年01月13日 23時45分06秒 | Film Camera
京都の町を歩いていたらちょっと不思議な光景に出会った
磨き込まれた硝子戸の奥の上がり口に並べた室内履きと外の景色が合体して道路に並べてられているようだった
大阪の町ではこんな家の中が丸見えになる一枚硝子の引き戸の家もほとんど見かけなくなってしまった。。。
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移民者と移住者 EOS-1V EF24mm-105mmL IS 〈ACROS100〉

2008年01月12日 00時59分28秒 | Film Camera
この日は正月に閉館になっていた神戸北野の旧ブラジル移民館を再訪しました
ここは現在はCAPHOUSEという非営利団体の芸術活動の場として一般に開放されています
戦前に建ったこの建物は空襲や震災を乗り越えて今春より1年をかけて改修され新しい観光施設として生れ変ります
外観はツタに覆われた白い建物で老朽化により取り壊しが決まっていたのをボランティアの方々や日系ブラジル移民の尽力で予算がつき改修になったそうです
昨年の夏に訪れて以来、その美しい建築に魅せられていました
(その美しさというのは外観ということではなくたぶん歴史の証人者としての風格とでもいうのでしょうか…)
この日は祝日の昼過ぎにもかかわらず来訪者は朝から僕で2人目だそう
北野異人館は高い入場料で満員なのに無料のここを訪れる人はほんのわずかです
ボランティアの方に日本人移民の歴史を半時間ばかりさいて丁寧に教えていただきました
この建物は海外移民者の一時収容所(全国より集まった移民者を船が出るまでのあいだ検疫や居住手続きなどで一週間ほど家族単位で過ごした)として利用されましたが当時の模様を白黒写真そのままで手にとって見られます
戦前は国策として移民者という呼び名で民間人の海外進出を奨励した国も戦後は一転して移民の言葉をすべて移住に書き換えたそうですがブラジル日系移民の方は移民者という言葉に今も誇りをもっているそうです
このブロンズ像も現在の子どもには考えられないような新しい世界へ飛び出すという自立心が溢れているようでした。。。
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石榴(ざくろ)ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

2008年01月11日 19時00分21秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
暮れなずむ神戸の山手を歩いていたら震災の名残のような旧い石積みの上に真っ赤に熟したざくろが落ちていた
落ちたいくつかはカラスの仕業だろうか中の実が食べられて萎んだ風船ゴムのような皮だけが散らかっていた
枝に成っているのはあと20個ばかり
来月にもういちど街歩きにこの街を訪れたころには枝の実もすっかり無くなっているだろうな。。。
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階段 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

2008年01月10日 00時50分26秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
こんな手摺なら手が傷だらけになるのになぁと思いつつ撮った美容室への鉄製の階段の手摺
でもよく見るとちいさなイルミネーションがつけてある
いま流行のLEDではないやつだ
小さなクリスマスツリーに付いていたのと同じやつだ
夜に見てみたいなぁ…
久しぶりにCDを借りに行く
中村中の『友達の詩』website"恋愛中毒"
昨年の紅白で歌われてからよくいろんな場所で耳にするけど本当に良い詩だ。。。

『手をつなぐ、ぐらいがいい ならんで歩く、ぐらいがいい それすら危ういから 大切な人は友達ぐらいでいい 友達ぐらいがちょうどいい』
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風が止むまで ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

2008年01月09日 00時40分56秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
この日は風が強かった
石垣から伸びた紅い実のついた小枝がいそがしく揺れていた
ネットでせり落としたローライナー(接写レンズ)を試してみようと装着したがなかなか風が止まずに、いつも息を止めてシャッターを切るから上を仰ぎながら一枚写しただけどどっと疲れてしまった。。。
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路地の側 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plas-X125〉

2008年01月08日 23時45分38秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
僕は路地がとくに好きだ
写真で街歩きをしないときでも細い路地などを見るとついふらっと入ってしまう
子どものころに下町で育ったからだろうか
きっと香港や中国やインドなどを旅する機会があれば危険な路地に入りこんで恐い目に会うのかもしれない
だけど日本の路地は安全だからいきなり吠えられる飼い犬にさえ覚悟すればわくわくしてとても楽しい
いつもは明るい側から路地を写すことが多いがこの日は薄暗い路地から明るい大通りを写して見た、つまり路地の側に居る人だ。。。
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Glassのベール ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

2008年01月07日 01時09分49秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
神戸北野の街の夕暮れにふと見かけたウインドウ
磨きこまれたウインドウガラスには年代物のガラスボトルがあってその奥にはガラス鏡が外の風景を映しだしていた
その光景を40年近くも前の撮影ガラスレンズを透して導かれた光りは反射鏡と言う鏡のガラスで角度を変える
そうして磨りガラスを通った光りは視度レンズという小さなルーペガラスを透して僕の目に入ってくる
ただ屈折と言えばそれで片づくのだけれど現実の光景よりときに様々なGlassのベールを潜り抜けた光りのほうが僕には美しく感じることがあります。。。
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モノクロームフィルムの自家現像について思うこと

2008年01月06日 13時08分33秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
昨日アイハルさんよりいただいたコメントを書いていたら長文になってしまったので記事にしましたがあくまでも私見なので適当に読んでください(笑)
僕の現像用タンクとリールは何十年も使っているLPL製品です。
(落としてリール枠を歪めないかぎり永久に使えます)
120なら2本、35なら4本が入る大タンクを2個と120なら1本、35なら2本入るタンクを中タンクを1個使っています。
プラ小タンクは急ぐときに1本現像で使っています。
数十年まえ初めて僕が中学の写真部で顧問の先生より教わったフィルム現像もLPL製でした。
まとめて現像するのでタンクを2本並べて(35を6本と120を1本とか組み合わせられます)原液処理で1本目を処理しながら定着中に2本目を1分~1分半増しで現像しています。
2本目は1:1希釈現像と同じ仕上がりになります。
1:1希釈現像は先鋭度が上がるかわりにわずかに粒状が大きくなりますが粒が揃うので見た感じは判りません。
仕事でA4リスシートフィルムを毎日パット現像するのですが(以前は100万ちかくしたA4自動フィルム現像機を使っていましたがローラー故障があまりに多いのと現像液の無駄が多くて今はパットでA4リスシートフィルムを現像しています)
モノクローム現像を安くあげるならTMaxデベロッパーよりミクロファインならビッグカメラで1袋210円なので1Lで4本現像して続けて2回目を4本すると1本あたり25円ほどですみます。
LPLはシンプルだけど一番精密(溝間隔と蓋のきっちりさ)だと思います。
35のほうはフィルム先端のベロを切らなくても巻き込めます。
他社はフィルム引出し器を使ってフィルム先端を真っすぐに切り揃えないと片寄り巻き込みになります。
LPL35用にはリール芯に爪が2箇所(先に1爪、後に2爪)あって、LPLを使っていてもそれを知らない人はわざわざフィルム先端を切り揃える人もいますがかえって片寄り巻きになると僕の場合は思います。
120は芯に留めバネが付いていて倒してフィルム先端を鋏むと1本が30秒かからず巻き込めます。
ブローニの場合は裏紙がついているのでフィルムをほどき始めて指先で裏紙を感じたらフィルムより5センチほどして指で紙を切ります。
バネでフィルム先端を鋏むと軽くフィルムを引っ張るようにするとリールとフィルムが平行になります。(この平行がいちばん肝心です)
巻きはじめてから裏紙が邪魔になるので紙を手の甲で返します(文章では説明できないので新品フィルムをボツにして練習してみてください)
35も120もリールとフィルムが平行になってないと途中から片寄り巻きになってしまいます。
途中でひっかかりを感じたら面倒でもほどき直して一から巻いてください。
片寄り巻き込みが現像でのいちばんの失敗の原因になるからです。
途中でフィルムを何度か、引っ張るのではなく押し戻すようにすると枠にきっちり入っているのを感じます。
現像ムラは片寄り巻きの次にフィルムをきつく巻き過ぎと撹拌の強さによる流動による液ムラだと思います。
(きつく巻くと初めと終わりのフィルム間隔が不揃いになり液の流動に違いがあるからだと思えるのですが)
水道水による前浴には賛否両論がありますが前浴液温と現像液温をきっちり揃えないと現像時間が安定しないので僕は何度か試して効果より面倒さが多かったのでしていません。
現像液温はステンレスカップで直接温めたり時間のあるときは熱帯魚用の安価な棒状ヒーターをビーカーに突っ込む極めていい加減な原始的方法です。
あと現像中の保温は僕の場合、ドライヤーを横に置いて熱風を当てています。
(恒温はステンレスが断然有利ですね)
夏はぞうきんに氷水で濡らしたのを巻いています。
LPLでもいままで数千本?現像しましたが失敗はありませんでしたからマスコの高い現像タンクは必要ないと思うのですが…
あと水洗には水洗促進浴のフジQWと水洗後にいままでは乾燥ムラと乾燥後のホコリが付きにくいフジドライウェルを使っていましたが先月よりフジAGガード
(1L480円で35を60本処理)というのを使いはじめました。
仕様書にはドライウェルと銀塩保存保護効果があるらしいです。
150年も前に画家のミュシャが趣味で撮ったモノクローム密着印画がまるで昨日に現像されたように鮮明であったのをミュシャ展で見て感激したことを覚えていて銀
(あれはプラチナだったのかも)って永久に残るんでしょうか。
もしこの記事を読んで、まだモノクローム現像をお店に出している方がいらしたら一度小さなタンクでチャレンジしてみてはどうでしょう?
印画現像はパットを並べたり現像中は暗くしないといけませんがフィルム現像は夜にタンクにさえ入れたら次の日曜にでも暇なときに明室で手軽に処理できます。
濡れたままのフィルムを明かりにかざすとき浮かび上がった潜像がシャッターを切ったときの感動をそのままもう一度味わえます。。。
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壁 大阪市内 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈PANF-50〉

2008年01月04日 20時34分26秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
明けましておめでとうございます。
去年の3月に別の用途で買った普及スキャナでネガをスキャンしてみると案外いけたのでそれまではログばかりだったブログにアップして半年が過ぎようとしています。
日記だって3日も持たない僕がこれは凄いことなのだと思いながらも仕事の忙しさから時にやめてしまおうかと思いつつ続けてこれたのは見てくださる方々やコメントをくださる皆さまのおかげです。
今年も稚拙な写真と取り止めのない文章を恥ずかしながらも載せていきますのでよろしくお願いします。
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樹上の猫 近くの公園 Hasselblad 500C Planar 80mm〈T-Max400〉

2008年01月01日 23時26分40秒 | Hasselblad 503cx
いかにも風格のあるトラ猫だ
ハッセルの結構な音にも動じないで薄目でこちらを見下ろしていた
このときのウエストレベルでの見上げる姿勢はけっこう辛かったけど最近キエフのアイレベルファインダーを手に入れた
(ウクライナ製のこの品がハッセルのファインダーと完全な互換性があるとは最近まで知らなかったし、たぶん皆も知らないでしょう)
純正のとはおそらく新品でも十数分の一の価格だと思うが噂されるほどの粗雑な造りではなかった、と言うか倍率は少し低くなって半絞りほど暗くはなるが工業製品としてけっして見劣りするものではなかった
なにより500Cの旧ファインダーには現行の視度補正レンズは付かないがこのキエフのアイレベルファインダーにはニコンF3ハイポイント用がネジ山は合わないが付くのです!
これでローライも500Cも40年も前の薄暗いファインダーでもきっちりピントが合わせられるようになった(喜)
追記…500Cも2.8Fも現行のアキュートマットに比べると少しだけ暗いのですがどちらもピントの山ははっきりしていてわざわざ改造して交換するのも考えものです
(ずいぶん前に持っていた2.8Fもオーバーホールの際に改造したアキュートマットを換装していたのですがまた元に戻したほどです)
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