先日行われた全国町村長大会で強調されていたのが、都市から地方に移住する「田園回帰」の動きが広がっているという事実です。
これまでは田舎暮らしというと、定年退職した人たちがUターンするというのが定番でしたが、最近は若い人たちが移住する動きが加速していると言われています。
東日本大震災以降、西日本を中心にこうした動きが顕著になっているようです。
大都市での地震発生が現実の脅威になってきており、「お金」より「いのち」を大事にしたいという考えが、特に子育て世代に広がっているようです。
今日は、役場の人口減少対策プロジェクトチームの講演会が行われ、移住・定住に取り組んでいるNPO法人代表の荒谷紘毅(あらや ひろたけ)さんの話を聞き懇談しました。
羽後町では、6年前から定住奨励事業を行っており、家族で移り住んだ人には30万円プラス中学生以下の子ども一人に5万円の加算が付く制度で、これまで6年間で115世帯、243人の方がこの制度を利用して移住してきています。
人口減少対策でも、移住・定住促進が一つの目玉になるので、今後積極的に県外にPRするとともにさらなる奨励策を打ち出せればと考えています。