アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2008-08-03 23:16:45 | 絵本
「むらさきふうせん」(1分半)
クリス・ラシュカ:作
谷川俊太郎:訳
BL出版:発行
2008.6第1刷(1300円)

“たすけるには ともだちで ありつづける”
“びょうきの ともだちを ほかのともだちと くべつしない”
“ともだちが がっこうを けっせきしたり にゅういんしたり したとき れんらくをたやさないこと”

<このお話について>
自分の死が近いことを意識するようになったとき、「いまの気持ちを絵に描く」機会を与えられると、子どもはよく、青もしくは紫の風船が手から離れて、ふわふわただよっていく絵を描きます。それが子どもたちの文化的、宗教的背景とかかわりがないことが医療の専門家には分かっていますし、それは子どもたちが自分の一部は永遠に生き続けると、生まれつき知っていることの表れだと研究者たちは信じています。
人を惹きつけずにおかない感動的なこの話を私が初めて知ったのは、エリザベス・キューブラー・ロスの著書「死ぬ瞬間」によってでした。この本にいまだに私は感動し続けています。
アン・アームストロング・デイレイ
(子どもたちのための国際ホスピス創立者・CEO)の前書きより

*「子どもたちのための国際ホスピス」
1983年、アン・アームストロング・デイレイにより設立された非営利団体。世界中に子どもたちのためのホスピス設置を広げる活動をしている。

この絵本は、クリス・ラシュカと子どもたちのための国際ホスピス(Childrens Hospis Internationalの共同で制作された。