アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2011-06-12 22:28:29 | 絵本
「るすばんいす」(2分)
山崎優子:絵・文
至光社:発行
2009初版(1200円)

その人がいない時、その人の場所はその人の帰りをじっと待っています。
その人のいすに会いました。
夕日のさす窓辺でぽつんと、その人を待ちわびているのが痛いほどわかりました。
耳を澄ますと、つぶやきが聞こえてきます。
「元気に過ごしていますように。」
胸がいっぱいになりました。
待つことは、祈ることだと知りました。
家族との暮らしは、ささやかな別れと当たり前の再会の毎日です。
みんなに、おかえりーを言うのが、私の大きな幸いです。
(作者の言葉より)