「ふしぎなともだち」(5分半)
田島征彦:作
くもん出版:発行
2014.6第1刷(1500円)
海と段々畑の風景をバックに、障がいのある青年たちが、メール便配達の仕事を続けている。
京都の山奥から、淡路島へ引っ越してきて、元校長の小南廣之先生に、お聞きした話から、ぼくは頭の中に何枚も美しい絵を描き始めた。
「これは絵本になります。絵本にしたいと思います」
そんな意味のことを、誰彼なく話した。
ひまわり作業所へ出かけて、取材を始めた。
知的障がいのある自閉症の青年が、クロネコヤマトの支店からメール便を預かってきて、作業所で仕分けをする。
読めない漢字は、独自に考案した符丁に直している。
例えば、整骨院=ほね、料理屋の白鶴亭=ふぐ。
しかし、途中で忘れてしまい、郵便ポストへメール便を入れて帰ってきたり、いつも入れる郵便受けがなくて、パニックを起こして、大騒ぎになったりしたこともあったらしい。
ぼくは、図書館で自閉症についての本をたくさん借りて読んだ。
小学校や、作業所で、実際に出会う自閉症の人たちの明るさでは、考えられない、家族やまわりの人たちの苦労を知った。
(作者のことばより)
田島征彦:作
くもん出版:発行
2014.6第1刷(1500円)
海と段々畑の風景をバックに、障がいのある青年たちが、メール便配達の仕事を続けている。
京都の山奥から、淡路島へ引っ越してきて、元校長の小南廣之先生に、お聞きした話から、ぼくは頭の中に何枚も美しい絵を描き始めた。
「これは絵本になります。絵本にしたいと思います」
そんな意味のことを、誰彼なく話した。
ひまわり作業所へ出かけて、取材を始めた。
知的障がいのある自閉症の青年が、クロネコヤマトの支店からメール便を預かってきて、作業所で仕分けをする。
読めない漢字は、独自に考案した符丁に直している。
例えば、整骨院=ほね、料理屋の白鶴亭=ふぐ。
しかし、途中で忘れてしまい、郵便ポストへメール便を入れて帰ってきたり、いつも入れる郵便受けがなくて、パニックを起こして、大騒ぎになったりしたこともあったらしい。
ぼくは、図書館で自閉症についての本をたくさん借りて読んだ。
小学校や、作業所で、実際に出会う自閉症の人たちの明るさでは、考えられない、家族やまわりの人たちの苦労を知った。
(作者のことばより)
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