アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2012-09-26 14:22:04 | 須賀貴匡
「子そだてゆうれい」(5分)
桜井信夫:文
若山憲:絵
ほるぷ出版:発行
1984.11初版
1986.7第3刷(1000円)

夜毎に一文のあめを買いにくる女(幽霊)の導きで、墓の中の赤子を見出す、というこの昔話は新潟をはじめとして各地に伝えられています。
伝承によっては、あめが餅であったり団子であったりする例があります。
また、結末として、育てた子が某寺の高僧名士になったという伝説的な異常誕生譚と結びついているものも数多く見られます。
みごもっておりながら不慮の死をとげた母親が墓中で出産し、我が子を育てようと幽霊になってあめを買いにいく・・・
その姿には幽霊のおどろおどろしたおそろしさよりも、むしろ死してなお、絶えることのないわが子への限りない愛情を感じないではいられません。
(あとがきより)

子どもの頃、ドラマの中に出てくる「百円ちょうだい」と言う幽霊が妙に怖くて、寝付けなかった覚えがある。
そのお金で赤ちゃんにミルクを買う・・・という幽霊話だった。
この伝承話から引っ張ってきたのかな?と思ったりもした。


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