アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2011-04-20 23:42:17 | 絵本
「たっくん」(2分)
平林あゆ子:監修
風間書房:発行
2011.2初版第1刷

障がいを理解するための絵本。
作者は、大学でインクルージョン教育(障がいの有無に関係なく共に育ちあう)に焦点をあて、障がいを理解するための教育や、病院でのコミュニケーション障がいをもつ子どもたちの支援にあたっている。

絵本に登場する「たっくん」は自閉障がい。
自閉障がいは、脳の先天的な中枢神経系の働きに異常があり、社会性・コミュニケーション・想像力の障がいが共通にある。
しかし、幅のある障がいで、それぞれ様々に限定された興味やこだわりを示す。
この絵本の中で、周囲の子どもとちょっと違う世界をもっている「たっくん」だけど、「この広い空の下、つまづいても疲れてもいっしょに歩いていこう」と「たっくん」の友だちは語りかける。
このような語りかけができるような場をつくることが、とても大切に思う。
(作者あとがきより)

今日の絵本

2011-04-19 12:17:47 | 絵本
「プルガサリ」(5分)
キム・ジュンチョル:再話
イ・ヒョンジン:絵
ピョン・キジャ:訳
岩崎書店:発行
2011.2第1刷(1500円)

ハルモニ(おばあさん)の身体の垢からプルガサリという怪物が生まれた。
鉄を食べて大きくなって、村へと出て行った・・・!

迫力のある絵と、お話が楽しい韓国の民話絵本。

今日の絵本

2011-04-18 10:35:48 | 絵本
「だっこの木」(4分半)
宮川ひろ:作
渡辺洋二:絵
文溪堂:発行
2011.2初版第1刷(1500円)

むかし、日本が戦争をしていたときのこと。
浅草にあった大きないちょうの木は、まいにち遊びにくるカズヤととてもなかよしでした。
けれでも、戦争がはげしくなり、カズヤ一家はいなかに疎開してしまいます。
そして、残った木におそいかかったのは・・・

東京・浅草に今も残る戦争樹木のことをもとにした、静かで深い平和への祈りの物語です。
(紹介文より)

今日の絵本

2011-04-17 16:11:01 | 絵本
「はちみつケーキチーズ」(8分)
たちもとみちこ:作
ほるぷ出版:発行
2008.10第1刷(1300円)

森の奥ふかくに暮らすくまは、食べるのも眠るのも散歩するのも、いつもひとりぼっちでした。
そんなくまが、ある日大好きなはちみつのお菓子を食べるために、初めて森の奥から飛び出して・・・。

本当に美味しそうなケーキ!
作りたくなってしまう(^_^;)

今日の絵本

2011-04-16 22:23:18 | 絵本
「ケーキにのったサクランボちゃん」(4分)
ベネディクト・ゲチエ:作
野崎歓:訳
クレヨンハウス:発行
2011.1初版(1300円)

やさい畑の人気者、うさぎのたんてい、ラプー。
コートのポケットに手を入れてむずかしい事件を解決します。
でも、本当は仕事よりも食べることのほうが好きだったりして・・・。

ネコのシャシャのケーキの上に、サクランボちゃんが落ちてきて・・・。
おやつを取られた、とさわぐシャシャ。
さあ、どうする?ラプーたんてい!

今日の絵本

2011-04-15 23:23:54 | 絵本
「すてきなおかねのつかいかた」(4分)
ロブ・ルイス:作・絵
かたやまれいこ:訳
福武書店:発行
1995.2初版(1200円)

サムは散歩の途中で、お姉さんが拾ったコインをもらいました。
たった一個のコインですが、嬉しくてたまりません。
鼻の上に乗せたり、お腹を転がしたり、ふかーい井戸にも落としてみたり・・・?

もぐらの兄弟が散歩の途中でコインを拾ったことから・・・(^_^;)

今日の絵本

2011-04-14 22:02:53 | 絵本
「たのしいパンのくに」(3分)
深見春夫:作・絵
PHP研究所:発行
2005.11初版第1刷(1200円)

みんなはパンの汽車に乗って、お姫さまのお誕生日パーティーに向かいました。
シュッ シュッ ポッポ
シュッ シュッ ポッポ ポー

パンだらけの絵の世界(^_^;)

今日の絵本

2011-04-13 22:57:21 | 絵本
「とうさんねこのたんじょうび」(4分)
すえよしあきこ:文
たるいしまこ:絵
BL出版:発行
2008.4第1刷(1300円)

今日は誕生日だというのに、あらら、とうさんねこときたらいつものように朝寝坊。
すっかり忘れているみたい。
ほらほら、いたずらこねこたちが 何やらたくらんでいるようですよ。

公園の絵の中からこねこたちをさがしてみよう!

今日の絵本

2011-04-12 09:51:15 | 絵本
「動物たちの謝肉祭 サン=サーンスの音楽に誘われて」(10分)
エイドリアン・ミッチェル他:詩
きたむらさとし:絵
四元康祐:訳
BL出版:発行

「謝肉祭」とは、キリスト教のお祭りのひとつで、「四旬節(しじゅんせつ)」と呼ばれる断食期間を前に、思い切り食べたり踊ったりして楽しむカーニバルのこと。

1986年、フランスの作曲家サン=サーンスは、オーストリアの小さな町で謝肉祭を迎えていた。
この時、友人が開いたコンサートのために作った組曲が「動物の謝肉祭」である。

この本は、それぞれの曲からイメージをふくらませて、現代の詩人が詩を書き、絵本作家きたむらさとしが絵を描いてできあがったもの。
CDに収められている演奏も、この本のために収録され、朗読は翻訳者みずからがおこなった。
現代に新しく誕生した絵本版「動物たちの謝肉祭」の世界を楽しんでみて!
(紹介文より)

<ロンドンの地下鉄の詩プロジェクト>
地下鉄車内に詩のポスターを掲載する活動。
より多くの人に詩に親しんでもらうことを目的として、1986年にロンドンで始められた。
アメリカの作家ジュディス・チャーネイクや、イギリスの詩人ジェラルド・ベンソン、シセリー・ハーバートらが活動の中心となり、世界中の現代詩から、シェークスピアやウィリアム・ブレイクらの古典詩まで、多くの詩が紹介されてきた。
プロジェクトは好評で、今では多くの国で同様の取り組みがなされている。

ページごとに字体が違うのが面白い。

今日の絵本

2011-04-11 09:32:11 | 絵本
「ひつじかいとうさぎ」(4分半)
ラトビア民話
うちだりさこ:再話
スズキコージ:画
福音館書店:発行
1975.9
1997.2特製版(750円)

捕まえたうさぎが逃げていったため追いかける羊飼いの少年。
森で最初に出会ったのはオオカミ。
「うさぎを捕まえて」と頼むけれど・・・。

どんどん話がつながって、どんどん逆戻り?
さて、うさぎは戻ってくるのやら(^_^;)