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バイデン+プーチンという人災

2022-06-15 10:40:57 | 日記
バイデン+プーチンという人災
“シーチン”修一 2.0


【雀庵の「大戦序章」55/通算487 2022/6/15/水】「天職」という言葉が好きだ。調べたら<1:天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業。「医を天職と心得て励む」 2:天子が国家を統治する職務。 3:遊女の等級の天職。太夫の次の位。天神>とある(goo辞書)。


お娼妓さんが登場するとはびっくりだ。関西の遊女の位は上から「太夫」「天神(天職)」「端」で、「天神はエリートである太夫候補。性技はもちろん、芸事も習わせて高い教養を身につけさせていた」という。すごい世界だなあ。ちなみに江戸吉原の初期の序列は太夫、格子、端女郎(はしじょろう)だったとか。


学問の神様として受験生がすがる菅原道真公 は「天神様」として親しまれているが、
「東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」、九州への配流を嘆いた(延喜元年/901年)。


東風吹かば 武器を寄こせよ 民主国 参戦なしとて 宇国忘れそ・・・今日のウクライナは明日のわが身、自由民主圏はプーチン・ロシアへ圧力を! 小生は同志あるを信じてアジるしかできないが、嗚呼、嘆かわしい限りだ、古人曰く「真面目な話は暗くなる」。


その「天神」がお娼妓さんの格付けになっていたとは、今の見方ではナンカナーの感じだが、当時は遊郭の看板である太夫は花魁(おいらん=花の女王)とも呼ばれていた。


江戸時代から明治あたりまでは落語の「紺屋高尾」の高尾太夫みたいに太夫、花魁は大スターであり、維新前後に来日した異人さんは大和撫子の可愛さにビックリ、メロメロ、さらに浅草寺の祭りに太夫の浮世絵が飾られていて「娼婦を祀る・・・おお、不思議の国ニッポン、私には分かりません!」とまたまたビックリしたという。


お娼妓さんと芸者・・・夏彦翁は「色を売るか、芸を売るかの違いというが、芸者も裏では色を売っていた」と言う。いずれも花柳界における職業婦人であり、男に対して物怖じしないので、明治の元勲は意識的に彼女らを細君にしたとか。西洋式パーティは夫人同伴だから、気後れしない丁々発止の「できる女」が必要だったのだろう。男どもを手玉に取るのは得意だし・・・フランスでは高級娼婦が主催するサロンが人気だったが、いずこの国でも似たようなものだろう。


嗚呼、それから幾星霜、今の撫子は強くなり過ぎてしまった、過ぎたるは猶及ばざるが如し、小生なんぞ何となく慈悲で飼われている老犬みたいだ、クーンクーン・・・


で、「天職」の話。「仕事が趣味、生き甲斐でもある人」=天職原理主義派と、「仕事は趣味や生き甲斐のためのカネ稼ぎという人」=報酬原理主義派がいる。もちろんその中間のような「今の仕事が好きでもないし、と言って嫌いでもない、報酬に満足しているわけではないけれど生活の糧として働かざるを得ないし」という生活費派もいる。大体この「天職派」「報酬派」「生活派」の3派ではないか。


懇意の公認会計士に聞いたら「別に好きな仕事というわけではないし、ハードな仕事だけれど、報酬がいいから・・・」と言っていた。カネを貯めて故郷に帰り、親の世話や趣味のゴルフでのんびり過ごしたいらしい。まあ、人それぞれ。男は元来保守的なのか、定年退職すると故郷に戻りたいという人が多いようだ。特に長男坊だと老親の面倒も看なければ・・・という思いもあるのだろう。「報酬派」のひとつのパターンのようだが、実家が気候温暖な南の人が多いようだ。寒いところは敬遠される・・・


小生は「天職派」で、もともと物欲があまりなかったので報酬は大したことはなかったが、結果的に共稼ぎを強いたのは、今振り返ると心が動揺する。クソババアめ、なんて心の中でも思ってはいけないが、複雑な気持ちだ、クーンクーン・・・


同情を買うためにペットや弱者を装うのは珍しくないだろうが、「善人の振りをする」「被害者面をする」とかの狡猾なワル≒アカも多いから「許しません、自滅するまでは」と警戒した方がいい。お人好しや終日TV漬けの無知な善人は騙されやすいから、周囲が注意してあげないと・・・


ロシア正教会の祈祷師“怪僧ラスプーチン”みたいな佐藤優を小生は「革マルのボスのよう」と怪しんでいるが、彼の昨年6月の著書「還暦からの人生戦略」で、池上彰と対談してこう語っている。


【池上】会社人生を考えた時、リタイアしたあと、前の職場や自分を全否定しない働き方をすることが大事ではないでしょうか。「結局、そりゃ失敗もいろいろあったし、イヤな思いもいろいろしたけど、全体としてはまあよかったよね」と言えるような働き方をしたいものです。


【佐藤】よくわかりますね。池上さんはNHK職員時代の前半と、独立した後の後半の2つの時代があって、仕事の方向性に乖離がないのは素晴らしいことです。例えばNHKを辞めた後にNHKを叩く人、朝日新聞を辞めた後は朝日新聞を叩くのに残りの人生を掛ける人がよくいる。それが残りの人生ということになると、「あなたの前半の人生は何だったの?」っていう話になる。


【池上】そう思います。佐藤さんは前半と後半であれだけの“断層”があっても、やっぱり外交や国益を一番に考えている。これは大事なことですよ。


【佐藤】私もある局面では外務省とケンカしましたが、外務省での経験を全面的に否定しているわけじゃないし、作家としての活動にも生かされている。自分の前半生を否定する人は、後半の前半生も否定することになると私は考えます。それはさみしいことです。


ロシアのプーチン大統領は「インテリジェンスの仕事をする者に、元インテリジェンス・オフィサーは存在しない」というのです。つまりその仕事についたら、終生その職業的良心からは離れることはできないのだと。


【池上】どんな仕事であれ誠実に向き合った人はそうなるでしょう。そうやって自分の仕事に真摯に向き合えた人こそが、幸せになれるのだと思います。
・・・・・・・
よー言うわ、佐藤も池上もまるで脳内お花畑≒リベラルを装うアカみたいだ。佐藤はキリスト教プロテスタント・カルヴァン派の信者とか。彼はカルヴァン派の同志社大卒・神学修士で、同大神学部客員教授も務めている。


ネットによるとカルヴァン派には「予定説」がある。「あなたが天国に行くかどうかは神によって定められている」というもの。しかし「自分は天国に行くんだ」という前提で、それに値するような禁欲的できちんとした人生を送りなさいという教えらしい。


池上は子供の頃に、吉野源三郎の子ども向け小説「君たちはどう生きるか」と、ドイツ共産主義者ローザ・ルクセンブルクの生き方に感化されたらしい。吉野は戦後に岩波を乗っ取った日共の「隠れ党員」じゃないかと小生は嫌っており、小生の長女が「君たちはどう生きるか」を読みたいと言ったので、「あの小説は『卑怯なことをしても謝れば許される』というとんでもない本だから読むと人生を間違う」とアドバイスしたものだ。ローザは「ドイツ共産党の生みの親」だが、ドイツ社会民主党(SPD)との内ゲバで殺され遺棄された。


神への信仰、アカへの信仰は自由だが、何かをきっかけに、それまで信じていたことに疑問を感じて転向することもまた自由だ。子曰く「過ちては改むるに憚ること勿れ、過ちて改めざる、是を過ちと謂う」。


小生には「極道一直線」に見えるプーチン・ロシアだが、彼自身は佐藤と池上が唱える「職業的良心、自分の仕事に誠実、真摯に向き合っている」、そして邪魔する悪を許さずに好き放題に日々殺しまくっている。佐藤と池上がそれを知らないはずはない。承知しながら日本は「外交や国益を一番に考えろ」と指南する。長い物には巻かれろ、と言いたいのか?


「正義はやがて国を亡ぼす」「みんな正義が大好きだ」と夏彦翁は言った。小生は「我にも正義、彼にも正義、戦争は正義と正義のぶつかり合い」としばしば書いている。「外交や国益を一番に考えろ」、これは政治の一丁目一番地だが、戦争になれば戦うか、降参するか、逃げるか、中立を保つしかない。


参戦すれば「勝てば官軍、負ければ賊軍」、天国か地獄かの分かれ道になる。第2次大戦でFDRルーズベルト(アカ後に痴呆症?)の米国は日本を挑発する真珠湾トリック&トラップで国民を騙して参戦した。


リスクは大きいが、勝てばこの世の天国で、確かに「唯一の戦勝国」になった米国はそれを謳歌した。だが50年ほどしか旨味はなかった。天国維持のために軍事費などで莫大なカネがかかり、弱体化が避けられなかった。「米国は世界の警察官ではない」と軽佻浮薄なオバマは宣言した(2013年9月)。露中北は大喜びしたろう。


その一方で第2次大戦に負けた日独。負ければろくなことにはならないが、軍事費などの負担が小さいから経済強化にひたすら邁進し、50年ほどで復活した、というのは興味深い。(例えば囚人を監視していたら、それが“保護”になって結果的にモンスターになってしまった、というのを「逆説の論理」と言うらしい)


大戦から距離を置く「中立」という選択肢もある。何となく無難で良さそうだ。今のロシアによるウクライナ侵略戦争でも「関与しない方がいい、距離を置くべし」という意見は結構ある。しかし「中立」は「戦勝国からも敗戦国からも嫌われる」という大きなリスクがある。


例えば第2次大戦で「反欧米、親独伊日だが中立を保つ」道を選んだアルゼンチン。無傷の同国は戦後に「世界有数の裕福な国」になったのだが・・・


「戦後のアルゼンチンはラテンアメリカで最も中産階級の層が厚い国となった。1952年には対外債務を完全に解消、年末には50億米ドルの債権国となった」(WIKI)。しかし、欧州などが戦後復興を進めていくに従い輸出の戦後特需が伸び悩んできて、1952年の第二次五カ年計画では、工業以上に農業生産を推進するようになり、「1950年代と60年代のはじめに、アルゼンチン経済はラテンアメリカ諸国と同様に低成長になった」という。


工業化を進めないとジリ貧になる、というのは世界の常識だが、先進国は必死で最先端技術を開発しているので中進国はまず一流にはなれない。いわゆる「中進国の罠」で、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成、さらにアルゼンチンとインドネシアを加える動きがある)も近年では話題にならなくなっている。


アルゼンチンの場合は伝統的に共産主義計画経済への志向、かつ反米意識が強いようで、JETROの2022/5/23ビジネス短信では「4月のインフレ率は6.0%、年率は過去30年間で最高の58%」・・・「中立」は理想どころか国家の信用をなくして「孤立」「停滞」「亡国」になることを示しているよう。


佐藤や池上のような「賢者を装うパープリン」は掃いて捨てたくなるほどいっぱいいる。佐藤や一緒に刑務所に行った同志の鈴木宗男、さらに首相経験者の安倍晋三、森喜朗・・・みんなプーチンに騙された。安倍氏は相当頭にきているようだが、「アカを信じたら確実に裏切られる」ということを痛切に学んだのは安倍、森氏だけのようで、他の連中は蛙の面に○○、まったく変化なし。危機感=センサーは才能なのだ。産経2022/6/14、加藤良三・元駐米大使の「正論:自助努力こそ安全保障の要諦だ」から。


<★緊迫感に欠ける日本国民の傾向★ 国の存続をかけて戦う最終的な意思と現実の行動を伴わない法的保証は案外頼りないものとなる可能性がある。いざという場合、台湾、日本に「ゼレンスキー」に相当するリーダーは存在するか? 日本国民、台湾人民は身を捨てて国の存続のために戦う意思と実行力を有するか? ここが究極的な分かれ目だ。


その点で気になるのは日本における緊迫感の欠如ともいうべき長きに亘る国民的傾向である。平成25(2013)年に統計数理研究所が行った国民性調査で日本人の82%が「次も日本に生まれたい」と回答。韓国の調査では、韓国人の70%が「次は韓国に生まれたくない」と回答している。


平成26(2014)年にギャラップ・ウインが世界64カ国で行った世論調査で「国のために戦うか」との問いに対して、ウクライナ人は62%がイエスと答え、アメリカ人は44%。日本は「64カ国中最低」の11%だった。韓国は42%がイエスと答えている。


ウクライナ危機前に発表された内閣府の世論調査で日本のアメリカおよびアメリカ人に対する好感度は88.5%(中国に対しては20.6%、ロシアに対しては13.1%)だった。時間のずれがあるとはいえ、「次も日本に生まれたい」82%と「国のために戦う」11%の対比・落差は衝撃的である。


★他者依存では平和を保てない★ 今の平和で安穏な生活環境は変えたくないが、それを守るため自ら身を挺して戦う気はない。有事の場合は親切なアメリカ軍と自衛隊に頑張ってもらうのだという他者依存症の表れであろう。


ウクライナ情勢を見てもサイバー、AI、電子技術の重要性が増し、「軍事」「非軍事」の境界が消滅しつつある現代において一部マスメデイアや学術界の「平和」イコール「非軍事」という化石のごとき幻想を断てずにいる日本の姿は浮世離れして見える。


今後日本の安全を確保する主役はまず日本であり、日本の自助努力があって日米安保の実効性、信頼性が増す。逆にそれ以外の途がないというのが世界の常識であることを肝に銘ずべきときである。これは決してオオカミ少年の戯言ではない>


オオカミ少年は叫ぶ、「プーチンが来る、習近平が来る、金正恩が来る、みんな気を付けて! 核ミサイルを持って! しっかり備えて!」。


ヘタレの左巻きバイデン・民主党が元祖左巻き本舗のプーチンにウクライナ侵略を決断させたのだ。米国はなめられたのだ。何をするか分かったものではないトランプ政権が続いていたらプーチンのウクライナ侵略はなかったろう。


災い転じて福となす、バイデン+プーチンのクレイジーペアが図らずも各国に国防意識を目覚めさせたのは結構なことで、今年のノーベル平和賞かイグノーベル賞は間違いないだろう。二人ともさっさと消えてくれ。
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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