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亡国の危機、備えを固めるに如かず

2022-06-27 15:19:36 | 日記
亡国の危機、備えを固めるに如かず
“シーチン”修一 2.0


【雀庵の「大戦序章」60/通算492 2022/6/27/月】6/25/土に散歩から帰ると室内温度は35度。窓は全開していたが、まるでサウナだ。パンツ一丁になっても耐え難いので今夏初めてクーラーを入れた。28.5度、湿度50%、ホッとする。軟弱だが、露中北を殲滅するまでは倒れるわけにはいかないから・・・なーんて言い訳したり。


産経6/25の「花田紀凱の週刊誌ウオッチング」に、朝日を“脱藩”した峯村健司氏が週刊ポストで連載「プーチンと習近平」を始めたとあったので読んでみた(NEWSポストセブン6/23)。サブタイトルは「世界でもっとも危険なふたり ウクライナ戦争で習が堕ちた“友情の罠”」。1回目だから、まあアントレ、前戯だが、次回からは本番、楽しみだ。


峯村氏は脱藩の際にnoteに心細いようなことを書いていたので「大丈夫かなあ」と心配していたが、note6/18に以下の「プロジェクト始動!」がアップされていた。


<1カ月以上noteの更新をしておらず、申し訳ございません。たくさんの「スキ」をいただいたうえ、サポートまでいただいたことは望外の喜びです。改めてフォロワーの皆様には感謝を申し上げます。


更新が遅れた言い訳をさせてください。複数のプロジェクトが動いており、忙しさにかまけておりました。2冊の新著を同時に取材、執筆にとりかかっています。何とか年内には成就することを目指しています。


そのプロジェクトの第一弾を発表いたします。6月20日発売の「週刊ポスト」誌上で緊急連載が始まります。


ロシアによるウクライナ侵攻を受け、中国の動向が注目されるなか、両国関係について改めて取材しました。中でも、習近平とプーチンという2人のトップに注目をしています。タイトルは「プーチンと習近平 世界で最も危険なふたり」です。権力を握り、「一強体制」を築き上げた2人は、自ら戦略や政策を決め、トップダウンで部下たちに指示をしています。今回のウクライナ侵攻も「プーチンの戦争」と呼ばれるのもそのためです。2人が何を考えていて、何をしようとしているのか。それを分析することが重要だと考えています。


そこで参考としたのが、アメリカの情報機関、CIAがやっている「プロファイリング」という手法です。その人物の幼少期まで振り返ってどのような発言をしていたのか、どのような行動をとっていたのか。公開情報を集め、会ったことがある人からインタビューをして、人物像を分析していきます。


トランプ前政権が、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記と直接対話をしようと決めたのも、金氏のプロファイリングでした。金氏がスイスに留学していたときの同級生や先生ら、約200人からインタビューをしました。当時、金氏がどのようなことをしゃべっていたのか。どんなスポーツをしていたのか。何を食べていたのか。それらを集めた公開情報とともに分析して、人物像を予測した結果、金氏が「欧米の文化や考え方に憧れを持っており、対米関係の改善にも積極的だ」と判断したそうです。


今回の連載は、その手法をプーチンと習近平に当てはめてみようという大胆な試みです。2人はなぜここまで親密になったのか。互いの国にどのような印象を持っているのか。そもそも二人の家族構成は。どのような本を読んでいるのか。計5回で分析を進めていきます。ご覧いただければ幸いです>


元気で何より。ゴルゴ13ことデューク峯村、アンタの出番だ! 21世紀のダーティペア「プーチン&習近平」、略して「プー近平」の邪道でタダレタ関係を暴いてくれ!  依頼者は週刊ポスト、ビッグコミックでお馴染みの小学館、カネはスイスの銀行に振り込んだ。いざゆけ つわもの 日本男児!


小生は小学館の本をあまり知らないが、雑誌「SAPIO」(2019年廃刊?)は読んだ記憶がある。出版社は一般的に「娯楽系の売れる本で稼いで、売れないけれど学術系の本を刊行する」のを矜持とするが、同社は2018年あたりから「儲かる書籍雑誌」に舵を大きく切ったようだ。以来、出版不況と言われる中にあっても経常利益は一桁大きくなった。2021年2月期:売上高 943億1600万円、経常利益72億4600万円、純利益56億7300万円・・凄い、大変身、凄すぎる!


同社の定期採用サイトには「変わらない出版への想いと 変わらなきゃいけない出版のカタチ みんなの「変」で、世界はちょっとずつ、変わるはず あつまれ、“変”集者!」とあった。「良書を出したい、しかし、それだけでは食えない、会社が成り立たない、そのためにも今は売れる本に傾注しようじゃないか」と言っているようだ。峯村氏など実力のあるライターが増えて行けば、週刊ポストの評価も上がり、売れ行きも良くなるだろう。


余計なお世話だが、「反・中露北」「反・立憲共産党」「反・朝毎東」など旗幟を鮮明にしないと週刊誌、オピニオン誌は没落する。アカに乗っ取られた岩波「世界」はとっくに消えた?が、「文藝春秋」は未だに「私は良い人、リベラルです」のままで時代から取り残され、話題にもならないよう。


川の流れが変わるように時代は「容共から反共」へ変わってきた。共産主義はかつては理想郷、この世の天国のように喧伝されたが、それは中露北やその同調者のプロパガンでしかなかった。現実が徐々に明らかになると、良識ある人々や小生のような良識のない過激派も共産主義信仰から目覚めて行ったが、共産主義=反・資本主義で稼いでいる労組幹部や立憲共産党などパラサイト的な人々は目をつぶって現実を見ない。


それを「邪道」「姑息」「欺瞞」「愚昧」「暗愚」と言う。つける薬なし。彼らは不都合な真実を見たくないから見ないままでいるが、それでは新しい大きな波に流されて溺死するだけだ。立憲共産党やリベラル≒アカモドキはそういう人々で、今年や来年で消えるだろう。絶滅歓迎種・・・静かに逝ってくれと思うが、鳩、菅、村山、枝野・・・最期までジタバタしそうだ。往生際の悪い「悪あがき」、ひたすら醜い。


出版界や報道界、マスメディアの社員はリベラル≒アカモドキが未だに多そうだが、「大戦危機&経済不況の時代」にあっては自ら変わらなければ落ちこぼれることは確かだ。経営者も社員もみんな利に敏いから、時代の空気を読んで徐々に右に舵を切り始めているのではないか。朝日あたりは確信犯的な容共反日屋がまだ多いだろうが、その手の社員は退職勧奨したり希望退職を募っても応じそうもないから、新聞そのものの劣化=読者減になりやすい。「週刊金曜日」は中共に乗っ取られたよう。


ダイヤモンドオンライン2021.3.27「朝日新聞『希望退職100人募集』のリストラ事情 社外秘の労組アンケート結果付き」がこう報じている。


<ここ数年の国内新聞(全体の)発行部数は毎年115万~209万部(減少)の右肩下がり。さらに新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年は、対前年比272万部減と大きく落ち込んだ・・・


朝日新聞労組が発行する機関誌「新研かわら版」(2021年1月)を入手した。会社が希望退職者の募集を開始した直後に発行されたもので、そこには組合員へのアンケート結果が約80人分収録されている。


その一部を抜粋すると・・・50代の編集局社員も「取材費の削減、要員不足による原稿枯渇があり、お手軽系のまとめ記事が多発している」と訴えている。中には「政権を揺るがすようなスクープが、『週刊文春』と『赤旗』に集中している現状は本当に危機的だ。なぜ朝日新聞からこのようなスクープが出ないのか」(50代編集局)と報道機関としての駄目出しもあった>


朝日に限らないが、活字離れに加えてコロナ不況で新聞購読者は減るし、折込チラシも減って販売店は「押し紙」を減らすようになったから、紙の新聞発行部数は減るばかりだろう。突破口は有料ネット配信の拡大だろうが、71歳の小生の経験では手続きが難解過ぎて申し込めなかった。


小生は紙の産経新聞を20年ほど購読しているが、それをネットで購読申し込みをした際に使用した暗証番号?を忘れてしまい、有料ネット配信を申し込もうと数回試みたが「ハッキングだ!」と拒絶されて、今はどーすることもI can not状態だ。ヂヂイが簡単に申し込めるような工夫、たとえば公的な「個人番号」で申し込めるとかしないと有料ネット読者は大きくは増えないのではないか。10年、20年も昔の暗証番号を覚えている人は少数派なのだから。手続きが簡単でないと普及しない。閑話休題。


さて、その産経だが、体調が回復したらしい古田博司先生の論考「ロシアと韓国…『歴史は進歩する』のウソ」(2022/6/26)は往生際の悪いリベラル≒アカモドキへの痛烈な批判だった。曰く、


<いまだに多くの人が、歴史は進歩すると考えている。人類は過ちを繰り返しながら一歩ずつ進歩してきたのであり、やがて理想の社会へと行き着くというわけだ。戦争にしたって、第一次世界大戦、第二次世界大戦と多くの過ちから学んできたのだから、いつかは戦争も核兵器もない平和な世界を実現できるという理想を抱く。


こういうことを言う人は、特に新聞やテレビなどに出てくるインテリやマスコミ人に多い。彼らは、社会がある発展段階を経つつ進歩し、どの国でも必ず近代化できるし、せざるを得ないという進歩史観で世の中を論じようとする。


しかし、ロシアによるウクライナ侵攻は、そういう人たちが、進歩という虚構(ウソ)をばらまいてきたことを証明してしまった。2度の大戦を経て、冷戦の敗北・ソ連崩壊まで経験したロシアは、またも侵略戦争を始め、ウクライナのみならず、他国も核で恫喝している。


ウクライナでは、ロシアが略奪や暴行、惨殺、強姦、収容所送りをしていることが報道されているが、これなど、第二次大戦末期に日ソ中立条約を破って満洲に攻め込んだソ連軍が、日本人に対してやったことと同じである。この前近代さながらの所業を見ると、ロシアは1917年のロシア革命から100年以上の歴史を経ても、なんの進歩もしていないと言わざるを得ない。


しかし、進歩史観にとらわれた人々は、そのことがよく理解できない。だから日本の専門家と呼ばれている人は「まさか本当にウクライナ侵攻をするとは」などと思ってしまうのだ。


プーチン大統領の言動は、近代的な国家の国際ルールでは説明がつかない。プーチンの発想は近代より古代に近いように思われる。科学の発達は別としても、精神的な意味では、そもそもロシアが近代社会を望んでいるはずだという考え自体が、勝手な思い込みなのかもしれない。


ロシア人の6割以上が、ソ連の社会主義時代がもっともいい時代だと考えているという調査もあるが、社会主義というのは身分制、専制政治、農奴制(共同農場)など古代社会に通じる要素が多く、擬古代社会ともいえる。土地の所有権も皇帝(ツァーリ)にあり、皇帝専制の下、農奴制が敷かれていたロシア帝国によく似ているのである。


どんな国も進歩して近代化するのだという進歩史観で、ロシアや韓国を見ると、その史観のおかしさが露呈するということを言っているに過ぎない。ロシアも韓国も、そういう国なのだから、そのまま受け止めるしかない。


進歩史観はかつて、国家は歴史的な進歩の末に社会主義の理想にたどり着くというマルクス主義の土台となった。日本では過去に「進歩的文化人」と呼ばれるインテリたちが朝日新聞などをにぎわし、自分たちにとって理想的と思われる海外の都合のいい事例を持ってきては「これに比べて日本は遅れている」と言っていたものだが、彼らの頭には、資本主義は社会主義に劣るもので、今の資本主義は社会主義という理想に進歩するのだ、しなければならない、それが「歴史的必然」だという考えがあった。


それは共産主義者や社会主義者を自称する者だけではない。代表的な戦後知識人である丸山眞男も、その講義録でマルクス主義講座派(日本のマルクス主義者の一派)を受け継ぎ、ブルジョア革命からプロレタリア革命への歴史的必然を説いていた。(米原謙「丸山眞男と社会主義」『思想』第988号、2006年8月) 


社会主義の理想が日本のインテリを魅了したのは、戦後、資本主義の後進国として再スタートした日本人の劣等感を打ち消してくれたからではないかと思う。彼らはその劣等感から脱するために、米国とは違う、社会主義の理想を追ったのではないかと思うのだ。敗戦コンプレックスから来るインテリの反米感情の裏返しである。
 
さすがに、この頃は、老朽化した進歩的文化人のこのような社会主義も影響力を失ってきたが、それでも進歩史観そのものは生きているし、そのウソを信じ込んで、骨の髄までひたってきた老人たちの人生はもはや戻らない。夏草や、マルクスどもが夢の跡。罪深きは進歩史観である>(以上)


記者時代の小生はいつも「このテーマではダメかもしれない」と焦りまくっていたが、ヒーヒーしながら書いていくうちに「読者がナルホド」とそれなりに腑に落ちる記事になったことが多かった。幅広く取材する、現実を見る、両論を知る、考えて考え抜いて方向を予測する。記者の基本だが、予測が大きく外れたり完全な誤情報だと叩かれる、信用を無くすから、たとえ数千部の業界専門紙であっても結構、真剣勝負だ。


その思いは多分、政治、経済、社会、学問といった大きな分野でのオピニンリーダーや記者なら尚更だろう。各界で批判されるのはまだしも、「ミスリードした」「ドジを踏んだ」などとマスメディアで叩かれると、再起不能どころか死後もそのレッテルから免れなかったりする。言論は命懸け、一種の恐怖、薄氷の思いを免れない、と言っても良い。


国際政治、外交についての戦後の論争では「高坂正堯 vs 坂本義和」論争が有名で、「現実主義」対「理想主義」などと言われている。それから60年経ってプーチン・ロシアが侵略戦争を始め、習近平・中共もそれに続こうとしているのをリアルタイムで見ている我々は、坂本的「理想主義」の完全な終焉をも目撃、体験していることになる。


故人曰く「良い予感は概ね外れる、悪い予感はよく当たる」。明日の世界、明日の日本は明るいか? 今は「悪い予感」どころか「亡国の危機」、崖っぷちだ。故人の教えに従って備えを固めるに如かず、ということだ。
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