日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

猫の本。

2021-03-11 23:10:00 | 本の紹介
家に猫がいると、「あれっ?これって大丈夫?」と思う瞬間が生活の中であります。

例えば、蚊に狙われやすい夫は夏になるとプラグ式の虫除けマットを使います。

床に近いところで暮らす猫たち。それって、大丈夫?と夏になると思います。

また、色々な節目でお花をいただくことがありますが、よく猫が花瓶から引っこ抜きます。

引っこ抜いたついでに噛んだりすることもあります。

え⁉︎大丈夫?と思うので猫の手の届かないところで飾ります。

その他、普段誰でも食べたり飲んだりするもので、猫が口にしてはいけないものなど、色々な角度から「猫が食べたら危険!」を掘り下げてある本です。

そんなものにそんな毒性が!というもの満載で、びっくりします。

私は「とりあえず、掃除しよう私」と思いました。

猫飼いの方々、ぜひご一読お勧めしますよ!
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『微細脳機能障害と学習障害』 ①

2021-02-11 23:52:00 | 本の紹介
先日、読み出した本です。

この本は栗本さんが『微細脳障害』という本を紹介されていて、そんな言葉があるのか⁉︎知らなかった、と思いチェックして、見つけたのがきっかけです。

出版されたのが昭和57年で私が買ったものは初版発行なので、あまり知られず終わった本かもしれません。

作者は新村豊さんという九州、北九州で活動されていた方のようです。

まず、「微細脳機能障害」という言葉ですが、この本によると「学習障害の原因を説明する概念として考え出されたもの」と説明され、ここで問題になっているのは「脳の損傷ではなく、働きの適否」とされています。

そして、この本を出そうと思ったきっかけは、「学習障害が微細脳機能障害の原因と無関係に対処療法が繰り返されている」ことに疑問を持ち、「適切な指導をすれば学習障害についても改善が進むという感触」を得ていたからのようです。

作者の方は「不器用だ、不注意だ、落ち着きがない、やる気がないなどという理由で非難され、叱られている子ども」に対して、「当人の責任の負えないところで非難していてはかわいそうだ」と述べられ、「微細脳機能障害」という認識を持ち「配慮し」「放置せず」「開いてやれるはずの未来を閉ざしたままにしないで」と訴えていらっしゃいます。

子どもの未来を真っ当に考える人は、約40年前に「未来を閉ざしたままにしないで」と言われていたのですね。

続く


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尊厳。

2021-02-03 23:04:00 | 本の紹介
馴染みの外猫さんが縄張りを守るべくガチで争っていました。


どちらも怪我なく、手前の黒っぽい迷い猫が逃げて行きました。

家の中の猫の争いなんて、ほんと小競り合いですねぇ。

「寝たきり地獄はもういたじゃ』という本を夜な夜な少しずつ、あちこちつまみ食いするように読んでいます。

この本に出てくる施設は、方向転換をして、施設の高齢者の方を中心にした施設の運営をされています。

でも、高齢者を取り巻く状況は、自立して自分で生活できている方以外は、なかなか悲惨さも感じるのかもなぁと思います。

一体、いつから高齢者は「介護される人」になったのでしょう。

高齢になって自力で暮らすことは特別なことになったのだろうか、自分が暮らしていた場所で暮らすことは贅沢なことなのだろうか、そんなことを考えながら読んでいます。

飛ばし飛ばしで、興味のあるところだけ読んでいるので、全部読んだらもっとまとまりのある感想を持てるかもしれません。

それにしても、高齢の方が認知面が怪しかろうが、思考が過去にどっぷりになっていようが、その人らしく生きるためには、周りの人がどんな立場で支えるかがどれだけ大事なのか、ということは伝わってきます。

そして、高齢者が主体性を奪われると、その主体性を取り戻そうとできる限りの手段を発動する姿に、人の尊厳を保とうとする姿を見るように思いました。

その姿は、きっと発達障害のお子さんも一緒ではないかなぁと頭をかすめながら、本を読み進めることです。
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スマホ脳

2021-01-04 15:55:00 | 本の紹介
私の仕事始めはもう少し先ですが、久しぶりに5時台に起きました。

目覚まし時計よりも規則正しく、毎日4時ちょっと前に「ご飯!」と起こしてくれる猫たちに従うことが寝過ごさないコツだなと思う日々の朝です。

携帯を持って行くことを忘れることもある私ですが、それでも手に取り時間を盗られた!と感じがちなスマホ。

題名が題名だし、と紙の本で読んでみました。


読んでいる間は、一切スマホ無視で読み通しました(笑)

読んでみて、人間はそんなに急に進化できないのだなぁということを改めて納得しました。

そして、新型コロナでわーわー騒いでいることも人が生き抜いて行くために備わった「人体の火災報知器」がなせる技だとしたら仕方ないのだろうなぁという諦めにも似た気持ちになりました。

と、同時にこんなにも国中が新型コロナでパニックになる状態が1年も続こうとしているなんて、それこそスマホ脳のおかげかもな、と思うことでした。

この本を読んで、私は小さなお子さんを少しの間でもスマホを含むデジタル機器にお守りをさせることはやめたほうが良い、と思えました。

また、子どもだけではなく大人もスマホを含むデジタル機器を別室に置くことも必要ではないでしょうか。

情報収集という名のもと検索してスクロールして、ネットサーフィンすることは、たぶん、自分の頭で考えを練りまとめあげることにはならないと思うのです。

スマホをちょっと手放す時間が自分でものを考える一歩になると思いました。

ところで外食時に親御さんはスマホ見ていて、お子さんたちだけ黙々とご飯を食べているという光景を何度か目にしたことがあります。

小さなお子さんが味について、親御さんに話しかけても返事はなく、お子さんが会話を諦め食べ始めた頃に親御さんが話しかけ、そのタイミングがズレた雰囲気が気になることがありました。

本書で「他人の気持ちや頭の中を理解しようとする鍛錬は幼児期〜親兄弟姉妹や友達と対面でやりとりすることでゆっくりと経験の貯蔵庫を満たしていく(大意)」とありました。

そういう小さなお子さんと親御さんとのズレも積み重なるとお子さんの人との関わり、コミュニケーションの力を削いでいくことに繋がらないかなぁと思います。

ただそういう光景も現実の中で珍しくないことになっているなぁ…とちょっとため息が出ることでした。

本文にもありましたが、私たちは新しいものが出るとその恩恵とともにマイナス面を強調されながら共存してきた歴史があります。

ただこの本を読むと、電話やテレビとは異質な影響力が人にあるように思えました。

更に進んでいくデジタル化を嘆くのではなく、スマホ全盛の中、何が起こっているかを知り、使い方を考えるきっかけになる良い本でした。


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勘違い。

2020-12-27 11:02:00 | 本の紹介
子どもの頃に大好きだったムスティの絵本を見つけたので、自分へのクリスマスプレゼントに買いました。

たしか、私用のトイレスリッパもムスティのものだった記憶があるので、ムスティはキャラクターとしても存在していたのだと思います。

この猫のムスティに出会ったのは幼稚園に入るよりずっと前のことでそのときはミフィの絵本なかったので、私の中ではムスティはミフィと同じ人が描いたと思っていました。

懐かしさも手伝って、今回ネットで色々調べたら、全然違っていてびっくり!

ムスティはwikiによると1968年にベルギーで生まれたアニメキャラクターとのこと。

アニメキャラクターだったんだ!とびっくりしました。ディック・ブルーナさんのことなんて1ミリも出てこないので、全然関係ないのですね。

今、読み返すしても単純な筋の中に子どもがドキドキしたり、クスッと笑ってしまう行動や最後のムスティの姿にほおと感心したりします。

私が持っていたのは3冊入りだったのであと2冊も読みたいな、ついでだから全シリーズ読みたいな、と思うことです。

今でも古びない絵本だと思うので本屋さんで買えるといいのにな、と思うことです。









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