日本全国暑いですね。お昼のニュースでどこか40℃って言ってましたが…。
これは父が私が2ヶ月の時のことから、気がついたことを書きつけてくれた日記です。
左の日報になった部分に私のこと、右のフリースペースはその時気になったこと、時事についてなどが記されています。
その中で、私がはいはいを始めた頃の記述もありました。
記述によると、生後10ヶ月頃からはいはいを始めたようで、それまでは移動手段は「転がり」「寝返り」とあり、その寝返りの記述が出てくるのが生後6ヶ月頃からです。
さて、そのはいはいについては生後10ヶ月〜13ヶ月の頃にかけて出てくるのですが、途中、私のはいはいは「下向きのはいはい」と「上向きのはいはい」があったことが書かれていました。
母の観察によるとと注意書付きで
「長距離を目指すときは、下を向いたままスタートし、途中休むが同じスタイルで行く」
「近くに目標があるときは、その目標を見ながら顔を上げて行く」
と書いてありました。
初めて読んだときは、「へー」としか思いませんでしたが、昨日、栗本さんの目の講座を受けていたとき、「赤ちゃんの普通のはいはいは首をあげている」という話が出て、ほお!と思いました。
父はたくさんの本を読む人だったので、未熟児で生まれた私の育ちを気にかけていたのでしょう。
この日記でも「座るようになった」「座ることが安定して背筋が伸びている」などなど、何かできるようになったことにも、親ばかの嬉しい目線と共に、どの程度の出来か記すような箇所もあります。
下向きのはいはいをする私を「何か問題があるのか?」と気にかけていたかもしれないなぁと栗本さんの言葉を聞きながら、思うことでした。
そして、親の心配は子どもをよく見て、「ああ、目標物が近いと首を上げている」という結論に至って安心したのでしょう。
その後、はいはいについては、はいはいやり過ぎて、「足の甲が黒ずんでいる」とか「足の甲にタコができた」という武勇伝(?)的記述に変わっていました。
親は知識があって不安が生じたとき、今なら専門家やネットやら色々なことで調べるのでしょう。
でも半世紀ちょい前の親は、そんな手段がないから、目の前の子どもをよく見て、同じことしていてもなにが違うかな?と子どもの行動に答えを見つけようとしていたのかなぁと、日記を読みながら思うことでした。
知識は、溺れるほどに受け取ることができる今。
でも、子どもの行動に答えがあることも忘れないようにしたいなぁと日記を読みながら思うことでした。