アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

北海道の新特急色復活!~キハ183系500番台

2022-04-27 19:54:02 | 鉄道写真(EC)
JR西日本の381系電車の国鉄色復活に続いて、JR北海道でも、国鉄時代末期に登場した新特急色と呼ばれる塗装車が復活することがわかった。GWをいよいよ目前にして、JR各社が鉄道150周年という記念すべき年にイベント合戦の様相を呈してきた訳だ。
未だコロナ禍ではあるものの、世の中徐々に動きが出てきており嬉しい反面、やはり感染者が益々身近になってきている現状では、決して油断できる状況ではないことも最近改めて思い知っているのである。何も考えずに、フラッと旅に出られる日はまだ遠いのだろうか。鉄道業界も明るい話がなかなか聞けずにいる状況だから、せめて鉄路を感じて新たな旅の思い出を刻みたいのだ。
今回復活した新特急色に合わせて、4連の写真を探してみたが、真面にお見せできる画像がなくお恥ずかしい限り。この連休から運転されるのは、特急「オホーツク」と「大雪」とのことだが、アントンKの手元には特急「北斗」しか無かった。全国共通の、いわゆる国鉄特急色のキハ183系が一番好みだが、民営化目前でこの貫通扉のついた500番台がデビューした時の印象は、やはり衝撃的だったことを思い出す。各社それぞれ個性豊かな車輛へと移り変わっていく予感がしたものだった。 
1989-07-30       キハ183系 特急「北斗」 函館本線:礼文華付近


まだ遠き 碓氷の春をいく~クモヤ443系

2022-04-22 15:00:00 | 鉄道写真(EC)
不安定な天気が続く東京は、桜は当に葉桜となり、今ではツツジやハナミズキが美しい。忙しなく日々を送る中でも、こうした街のちょっとした変化に気づき心の友としたいものだ。
まだ信越線碓氷峠が健在だった頃、鉄道とともに四季を写し込もうと、毎シーズン気にかけていた時代があった。今にして思えば3~4年間に過ぎず、心残りも多いが、命がけの猛者達の想いに少しでも近づこうと張り切っていた。山登りは不得意なアントンKだから、あくまでも自分流に線路端には拘っていたが、ほんの1区間とは言え、無数のポイントが目の前に広がっていたのだ。
ここでは、超有名な撮影ポイントだった碓氷橋をいく試験電車の写真を掲載しておく。まだ冬景色が続く碓氷橋付近で、ひと際自己主張していた山桜ともモモとも違う美しい花が目に留まり、文字通り華を添えてみた。ここもGWが明ければ、新緑眩しい若葉の季節がやってくるのだろう。秋の紅葉とともに1年で一番美しい季節。また足を運んでみたいものだ。

1997-04-16    試9333M       クモヤ443系  信越本線:碓氷橋付近


未来へ受け継がれるボンネット特急~485系

2022-04-14 20:04:00 | 鉄道写真(EC)
JR西日本伯備線を走る、最後の国鉄型特急381系「やくも」の一編成が、伝統の国鉄色に戻り話題をサラっている。381系と言えば、元祖「振り子電車」であり、勾配やカーブの多い山岳路線に走り出したのは昭和の時代。中央西線を走る「しなの」が最初だったと思う。アントンKも、国鉄時代から中央線にはよく出掛けていた関係で、この381系にも愛着を持っていたが、やはり当時は、特急電車全盛時代であり、圧倒的に両数の多かった183系統や485系たちの方が馴染み深かったことを思い出す。紀勢線の「くろしお」とともに長年走り続けてきた381系電車も後継電車の発表があったようで、いよいよ引退が迫ってきたようだ。
さて、こうして昔の特急電車を思い出してみると、やはりクリームに赤をまとった国鉄特急色が何と言っても懐かしく一番しっくりすると思う。数々のジョイフルトレインをも含めたJR塗色を見てきたが、結局は最初の印象が強く、それ以上には思えなかった。もちろんこれは私見だが、日本の風土に最もマッチした塗色だと、今でも思えるこの外観は、やはり素晴らしいと言わざるを得ない。掲載写真は、アントンKが当時から583系とともに憧れたボンネット型特急485系電車の訓練車。実はこの写真、この年の10月にオープンを控えていた鉄道博物館へ搬入準備のために郡山まで回送されるシーンなのである。前後ボンネットの4両編成の485系電車でサイドにも白線がひかれていて、いつもの様子とは異なっていることがわかるが、綺麗に整備された車体を今でも鉄博館内でいつでも見られることは、やはり喜ぶべきことなのだ。きっとお若い鉄道ファンの方々にも、こういった歴史文化が受け継がれ、鉄道趣味の明るい未来を願いたいものだ。

2007-02-17       回9125M         JR東日本/東北本線:岡本付近

美しき甲斐路の春への憧れ~E351系

2022-03-20 19:00:00 | 鉄道写真(EC)

春の三連休も終盤を迎え、世の中は新年度へ向けて慌ただしく動いている。とは言っても未だコロナ禍の中、加えて先日の地震の影響か、通年での人の動きにも変化があると感じていて、相変わらず不安で落ち着かない日々が継続している。明るい、そして先が見通せる春を心待ちにしているのだが・・・

今年は、長年のテーマでもある「甲斐路の春」を体験してきたいと計画している。体験とは言っても、そんな大袈裟なことではなく、白い頂きの残る南アルプスを眺め、木々の息吹を感じて、青年時代に見た日本の原風景を探してみたいのだ。山桜や桃の花が色どり、晴天下での空気感を味わいたいのである。もちろん画像の主役は鉄道車両だろうが、どんな車両が来ても、生涯心に焼き付いているような写真が撮れたら本望なのだが。そんな事を妄想してダイヤ、時刻表を見ることも楽しい時間なのである。

昔、今のこの時期に撮影したE351系「スーパーあずさ」号。この拙ブログでも何度か登場している181系あずさを見てもお分かりのように、アントンKにとって「あずさ」号はいまだに身近な特急電車に思える。第一印象である181系電車は憧れでもありとても好きだった影響だろうか。後年のE257系、E351系そしてE353系電車に対しても、何となく意識してしまうのだ。掲載写真は、思いのほか引退が早かったE351系スーパーあずさ4号。振り子式の特急電車でもあり、中央線の険しい道のりを高速でかっ飛ばしていた印象だ。前面の液晶表示が走行中でも自動反転されるため、文字欠落とともに撮影にはとても苦労させられた想いも蘇ってくる。

1995-03-20    4M スーパーあずさ4号 E351系     JR東日本/中央東線:新府-穴山


行楽シーズンに活躍した事業用電車~クモヤ143

2022-03-19 17:00:00 | 鉄道写真(EC)

今回のダイヤ改正を機に、使われていなかったクモヤ143形電車が疎開回送されたらしい。近年では全く見ることがなかったこの手の事業用車だが、これまたひっそりとお別れを済ませているようである。

アントンKが記憶している事業用車と言えば、クモヤ90などの旧性能電車たちで、茶色の井出達で釣り掛け式の電車だった。当時は都内でどこか撮影に出ていれば、よく出会えた車両だったが、いつも偶然の出会いであり、敢えて調べて撮影したことはないはずだ。そんな車両の後継車クモヤ143何てさらにご縁が無いという物。馴染みはさらに薄かった印象だ。

こんなことを話題にしたので過去の画像を調べてみたら、忘れ去られたクモヤ143が出てきたので、見にくく酷い画像だが掲載しておく。ある年の秋臨で運転されたホリデー快速「やまなし」号で、東海道線から横浜線で八王子へと抜け中央線を下った列車だった。この列車のミソは、165系電車にクモヤ143が連結され、横浜線を走破したということだろう。おそらく信号の関係で連結を余儀なくされたのだろうが、後年、特急「はまかいじ」として近年まで運転されていたことは興味をそそるところだ。無理くりだが、専用のヘッドマークがクモヤにも装着され、入出場時の回送列車とは一線を画しており、当時JRの気合を感じたものだったが、何しろ撮影するには厳しい時間帯での運転だった。

1992-11-22 9557M   ホリデー快速やまなし クモヤ143+165系 JR東日本/横浜線:小机付近