普段めったに撮影には同行しない古くからの友人のお誘いを受け、急遽秋田・青森へ行くことになった。日程も時間もなく、また撮影の検討時間もあまりなかったため、今回は、往復新幹線利用で現地入りすることにしたが、結果として道中、友人との色々な話で盛り上がり、移動時間も苦にならず有意義に過ごすことができたので、旅行気分が味わえいつもと違う楽しみ方ができたように感じている。撮影ばかり重きを置いた旅行だけがここのところ多かったが、たまには、こんなゆるい感じの旅も良いものだと改めて思った。
この日は、年末輸送で「日本海」が運転され、かつ電車の「あけぼの」も唯一運転の日で、定期のブルトレ「あけぼの」と合わせて3本撮影できるとあって、それこそ全国から鉄チャンが終結したといっても過言ではないくらい、いたるところに同業者の姿があった。前日遅く現地入りして、当日朝から移動を開始したが、あちらこちらに鉄チャンの姿があり、天気もあまり宜しくないことも手伝ってやる気が消沈していくのがわかった。結局、撮影地は最初に考えていた撮影地はやめて、一番の定番ともいうべき有名地点での撮影に落ち着いた。ここには、ざっと150人の同業者。もちろんここで、このような光景は初めてで、やはり昨今は撮影対象が集中してきていること、言いかえれば、撮影対象が減ってきているということを肌で感じた。
写真は、ここでのメインの列車。今日だけの運転の583系による特急「あけぼの」。もちろんHMは、シールだろうと思っていたが、昔のものとは、何となく違って見えたのはどういうことだろうか。編成も6両だから、それを感じさせないような構図で撮影したつもりだが、ちょっと及ばなかったようだ。珍しい友人と久々の撮影を楽しんだが、珍しいことをしたので、天気だけは見方してくれなかったよう・・・この後激しい雨になり、撮影するには難儀してしまった。
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2012(H24)-12-30 9081M あけぼの81号 583系 JR東日本/ 奥羽本線:白沢-陣場
Nikon D4 AF-S 70-200mm F.2.8G VR II+TC-14BS