蒸気機関車を駆逐したDD51も、世代とともにファンの熱い眼差しを浴びることとなる。配置は全国に渡っていたから、一口にデーデーと言っても、形態がまちまちなのは量産機関車の常だろう。
アントンKは、昔からさほど凸型機関車に思い入れは無く、好んで撮影したことはなかったが、そんな自分でも一目置いていたDD51があった。それは北海道仕様のDD51であり、耐寒耐雪強化型の機体。旋回窓は当然の装備として、ボンネットセンターに第3の予備灯を装備した機体は、個性丸出しでそそられたものだった。当時は、偶然の出会いでしかなかったものの、結構な頻度で撮影することができた。後年、745号機が新潟に渡りしばらく活躍したことも懐かしい出来事になってしまった。
掲載写真は、大沼湖畔をいく北海道型DD51の牽くコキ列車。今でも同じ風景が続くこの辺り。湖水が現在より少なく感じるのは気のせいか・・・
1978-08-30 1555ㇾ DD51742 函館本線:大沼公園付近