今年もいよいよ押し迫ってきた。クリスマスから正月までを待ちうけている時は、何となく気持ちも高鳴るが、過ぎてしまえばどうってことない時間の経過を恨めしく思う。この季節は、子供の頃がやはり楽しかった。昭和の時代。
近年年賀状が売れないと聞こえてくるが、こんなちょっとした日本固有の季節の風物詩が、昨今影が薄くなってしまいどことなく寂しく感じている。そして昔は、あり得なかったバレンタインやハローウィンなどの輸入ものが台頭してきた。孫の時代には、これらが当たり前の年中行事となるのだろう。それでいいんだと思う。共感は出来ないがこれからも笑顔は続いていくだろうから・・
ゴーナナの時代から、冬季臨を狙いに東北線に出向いていたことはこれまでにも書いてきた。ゴハチからロクゴへ変わっていった時代も継続できていたが、夜行の急行「津軽」や「八甲田」が消滅してしまうと、アントンKの中の恒例撮影行きは途絶えてしまうことになる。JRに変わり「北斗星」の運転が始まると、ある程度復活できたが、やはりどこか思い入れが変わったことに気づいていた。
蒲須坂をいくEF58172けん引の荷物列車。国鉄末期だからか、随分と編成が短く寂しさが漂う。冬の良い光線で食らった、白エッチ窓の汚いゴハチの疲れ切った表情。この時は、がく然としたはずの心も、35年の歳月が経つと曇った気持ちなどは消えている。
1984-12-30 荷1036ㇾ EF58172 東北本線:蒲須坂付近
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