懐かしい画像がネットを賑わしているので、アントンKも探してみた。
本物のオリエント急行が日本全国を走り回った時期がある。あれから今年ちょうど30年。何というか、ただただ時の流れの速さを実感してしまう。あの時代からは随分と世の中が変わった。そして自分自身もそれに流されてか、変わってしまったように思い、どこか寂しさがこみ上げる。今だから解ることも多いから、変に自分を納得させているが、問題なのはこれからのこと。いかに心身ともに充実できるのか、そんな時間がもてるのかが課題なのか。うかうかしているとアッという間に時は自分を追い越していく。
オリオント急行。ろくな写真は残せていない。30年前といえば、まだ駆け出しのアントンK、仕事も多忙で時間的にも融通が付かなかった時代だった。ツアー客を乗せ、全国を走り回ったオリエント急行だったが、平日の運行が多かった記憶があり、思うように撮影できなかった。遠征はできず、関東近郊で片手間なものばかり。当時は先のことは考えられず、その時を生き抜くことで精一杯だったのだろう。仕方がないことだが、少し後悔が残っている。
掲載写真は、仕事の合間に撮影した朝の高崎線を行くオリエント急行。この日の下り列車に、初めてD51498が抜擢され、上野から発車している。この日、仕事中に変運用を組み、そのD51けん引のオリエント急行を迎え撃つべく、浦和界隈の線路端を目指したが、どこも撮影者であふれかえり、写真は諦めてムービーを回した記憶が蘇る。EF65PFが続くが、そういえばオリエント急行は、アントンKが好きな形態の65PFによく遭遇した。
1988-12-23 9702ㇾ EF651011 オリエント急行 JR東日本/高崎線:倉賀野付近
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