アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東武線に乗り入れた189系電車

2022-05-07 18:00:00 | 鉄道写真(EC)
趣味の世界も、長い月日を重ねるとアップデートが間に合わず混乱してしまうことが度々起きてしまう。
先週家族で東武線に乗り、鬼怒川を往復してきたばかりだが、それで刺激を受けたのか、愛孫から東武線に関する数々の質問が絶えず嬉しい悲鳴の日々を送っている。しかしアントンK、鉄道は昔から好きでも近年までの電車たちの詳細まで把握が追いついておらず、「何でも来い!」とまで言えなくなりつつある現実に直面しているのだ。
数日前にも連絡があり、「189系電車が東武線を走ったことがある」と言うのだ。これには、とっさにそれは誤りだと答えてしまったが、実際には臨時列車ではあるが日光や鬼怒川まで入線した実績があった。現在のE253系電車で新宿から直通運転している列車の前身に当たる列車らしい。これは、専用に改造された485系電車の予備車として存在していたらしいが、当時は全く知る由も無かったのだ。愛孫には、慌てて訂正の連絡をしておいたが、どこでそんな事実を知ったのか、恐るべしなのである。やはり新しい感性を身に着けることは今さら出来ないだろうが、日々精進は怠ってはいけないことを痛感している。
話題にした、189系電車東武線乗り入れ可能のOM201編成の写真。確かに東武100系スペーシアと塗色を類似させ臨時列車として走っていたと思われる。485系電車にも同色があり、そちらがメイン使用だったようで、アントンKには正直記憶がない。撮影しているかどうかも不明だったので、この際徹底して捜索した画像を掲載しておく。東武線内の画像はなく、正月運用の成田臨の画像であることをお許しください。
2007-01-08     9343M   JR東日本/成田線:下総松崎付近

「カニ目」に興奮した愛孫を見つめる幸せ~C11 207 "SL大樹"

2022-05-02 18:00:00 | 鉄道写真(SL)
愛孫との約束を果たすべく、東武鬼怒川線へと行ってきた。
もちろん目的は、「SL大樹」への乗車であり転車台での見学だったのだが、道中の東武線特急「スペーシア」及び「リバティ」にもリクエストが出ていて、今回はなかなか嬉しい要求が重なったのである。
当日は、不安定な寒いくらいの天候で、どうなることかと思いながら予定通りスペーシアへと乗り込んだが、何と先行列車が人身事故に遭遇、こちらも予定より60分以上の遅延となってしまった。この遅延のおかげで、下今市駅を下車してまもなく、「SL大樹5号」の発車がベストのタイミングとなり、ごった返すホームにSLの入線を待ったのだった。
慌ただしい構内放送とともに、姿を現わしたC11型は、207号機の通称「カニ目」と呼ばれている人気者。ホームにたたずむあらゆる老若男女が蒸機を出迎える。とりわけ愛孫も含むちびっ子達に絶大なる人気なのが見てとれ、アントンKは、なぜかそれだけで嬉しくなってしまったのである。
「人間に最も近い鉄道車両は蒸気機関車である」と、昔より趣味仲間から教示され、憧れが確信に変わっていったアントンKではあるが、環境問題だSDGsだと騒がれる現代においても、蒸気機関車の存在は偉大であり、通用していることが目の前で理解できたのである。そして次の世代まで、こういった素晴らしい鉄道文化を継承していくことが最も大切なことに思えたのだ。

愛孫が撮影した一コマも添えておく。ほんの20分足らずで400カットも撮影してしまうのは、正にデジカメしか知らない世代の撮影。しかし見様見真似でカメラを向けて撮影した画像を後で確認すると、思いもよらぬカットが飛び出して度肝を抜かれる。嬉しさ半分寂しさ半分の複雑な心境になったことを書き添えておく。
2022-04-30       東武鉄道:下今市にて