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機関車の重連運転で外せないのは、北海道で走っていた寝台列車たちだろう。三往復走った「北斗星」、大阪から「トワイライトエクスプレス」、そして現在もその姿を拝める「カシオペア」合計5往復もの寝台列車が全てDD51重連運転で北の大地を爆走していた訳である。
アントンKは、これまで凸型の機関車は好まず、ディーゼル機関車なら、DD54やDF50の方が好きで昔から撮影欲が高かった。むろん現在活躍しているDF200も好んで撮影しているが、凸型機関車のようにボンネットがある被写体は、撮り方によって随分と印象が変わってしまい、一筋縄ではいかない手ごわい相手に感じてしまう。「どう撮ろうか?」という基本の所で、いつも引っかかってしまうのがこの機関車だった。
しかし、朱色の国鉄色からブルトレ専用色になり、しかも常に重連運転でかっ飛ばす姿を何度も見るうちに、テツの渦に引き込まれ渡道の回数が増えていった。重低音を轟かせながら驀進する姿を、北海道の四季折々の素晴らしい風景の中で撮影したいという気持ちが溢れ出したのである。何度渡道しても、思い通りの場面にはならず、掲げた目標から見放されたまま列車の方が先に消えていってしまったが、そこで培った想いは計り知れない。
掲載画像は、試行錯誤しながら渡道し、やたらと熱くなっていた時期のもの。海峡線と掛け持ちで動き、夜明けから日没まで撮影して、最後は函館のラッピで反省会というお決まりのパターン。とても懐かしく感じる。
2014-05-18 8001 トワイライトEXP DD51重連運転 中ノ沢付近
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