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鉄道車輛について、ベストに思うのはいつもオリジナル塗色であると未だに考えている。あれだけ地味だったEF65 0番台だって、白っちゃけた更新色に比べたら原色はどれだけマシに思えるか・・・
中でもアントンKが最後まで馴染めなかったのは、更新塗色の中でも広島施行の外観。何を誤ったのか正面貫通扉がクリーム色に塗られた機体である1127号機はじめ、更新機が増え始めた時期、他に何台か出会った記憶がある。しかし、この塗色が、今のお若い機関車ファンには堪らない魅力に感じて絶大なる人気があったのだとか。1127号機が2127号機へと改番され、この塗色で最後の1両という理由だけではなさそうだ。貫通扉の色から、「カラシ」と愛称が付き、稼働していた当時は日夜ファンの的だったと聞く。いつの時代も、個性的なカマに注目が集まり、ファンの間でも話題になったから、これからさらに進むであろう没個性の時代に機関車ファンはどこへ向かうのか、他人事とは思えないが興味が沸くのだ。
掲載は、晩年は新鶴見区の虎の子だった、2127号機の試単運転。この日は珍しく特製マークを掲げての運転となった。ファンのみならず、実際にこのカマに携わる職員の方々にも愛情を注がれていたことが理解できる、心温まるシーンに感じている。
2015-06-25 試単6992 EF65 2127 新鶴見付近
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