杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

マン・オブ・スティール

2013年09月04日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2013年八月30日公開 アメリカ 143分

マーサ(ダイアン・レイン)とジョナサン(ケビン・コスナー)の夫婦に育てられたクラーク・ケント(ヘンリー・カビル)。クラークは実はクリプトン星に生まれ、星の滅亡を予測したジョー=エル(ラッセル・クロウ)が地球に送った彼の息子だった。幼い頃よりクラークは周囲の人々とは違う特殊能力を持っていることに苦悩していたが、やがて地球を守るという自らの使命に気付く……。


これまで描かれてこなかったスーパーマン誕生の物語。
冒頭で資源採掘のやり過ぎで危機的状況に陥っているクリプトン星が描かれ、星を危機に陥れた無能な評議会を武力で排除しようとしたゾッド将軍(マイケル・シャノン)とエルの対立とクリプトン人の未来を託してエルが息子を地球に送り出したことが示されます。何となくスター・ウォーズの世界に似てるのはやっぱり影響受けてるのかしらん?

地球でケント夫妻に育てられたクラークが自らの出生の秘密を知るまでが次の段階。
特異な能力故に周囲から浮いてしまう悲哀はあるけれど、養親の愛情深さが彼を正義の人に育てたことがわかります
そしてロイス・レイン(エイミー・アダムス)との出会いが彼の運命を変えて行くのね。

クラークが自分の出自を知ったと時を同じくして追放処分故に母星の滅亡から生き延びたゾッド将軍が彼を追って地球にやってきます。やがて彼らの間に激しい戦いが・・。
アメリカの都市のど真ん中で繰り広げられるこの死闘が何とも破壊的で凄まじく時間も長い9.11で悲劇的なビルの倒壊を目の当たりにしたはずのアメリカ人がこのシーンを喜んで観
るんだろうか?と思ってしまったほど。ヒーローものだからこそ、人の密集する都市じゃなくて、戦いの場は他に設定して欲しかったなぁ超人的な強さのクリプトン人だけど、最終的には肉弾戦ってのもなんだかなぁというわけでこの作品は好きになれないわ

ともあれ、この戦いを通して彼は地球を守るヒーローとなったわけですな
コスチュームのSの文字はアルファベットじゃなかったのね

ゾッド将軍は軍人として定められた運命を彼なりに遂行しようとしただけとも言えますが、弱肉強食より共に手を携える共存の道を探る事の方が正しい選択な筈。そういう解決策はなかったんかい?それともスーパーマンの中に生きるクリプトン人のDNAデータに今後のヒントが隠されているのかな

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