2017年10月14日 デジタルリマスター版日本公開 日本=フランス 124分
18世紀のパリ。将軍である父の意向で軍人として育てられた貴族令嬢オスカル(カトリオーナ・マッコール)は、王妃マリー・アントワネット(クリスティーネ・ベーム)の近衛隊に配属され、王妃の愛人フェルゼン(ジョナス・ベリシュトルーム)に恋をする。一方、オスカルと兄弟のように育った乳母の孫アンドレ(バリー・ストークス)は、オスカルへの身分違いの恋心に苦悩していた。アンドレはパリ庶民の貧しさについてオスカルに説き、革命運動に参加するよう求める。
これは1979年に公開されているのですね。池田理代子の同名少女漫画の実写映画化で、オールフランスロケを敢行し、本物のベルサイユ宮殿で撮影したそうです。
実写となると、妙に生々しい人間模様となるのが興冷め。あの長い物語を二時間にまとめているため、オスカル目線で進んでいく物語にはジャンヌの首飾り事件は出てきますが、ロザリーとの交流はほぼ割愛されています。アントワネット王妃はただの我儘浪費女だしね
どうも上っ面をなぞった印象が否めませんでした。原作漫画の夢のあるキラキラした世界観を求めてはいけないのね